2016年10月14日

 

この日の午後は温熱療法。

 

抗がん剤の副作用はさほどでもなく、私の運転で病院へ向かった。

 

ところが、道を1つ間違い曲がってしまったことで夫が怒り出した。

 

「なんで覚えられへんの?信じられへん!!」と呆れた様子。

 

「仕方ないやん!1回来ただけやし。それよりこっからどう行ったらいいのよ〜。調べて!」私は焦りながらハンドルを握って逆切れ状態。

 

私は知らない場所への車の運転は大の苦手。

 

夫が病気になり、少し遠い病院へも私が運転する事が多くなり、助手席の夫がイライラすることもしばしばだった。

 

普段は温厚な夫が私の運転に関しては気に食わない事が多かったようだ。

 

 

 

結局病院に着いても2人共機嫌が悪いままで、無言。

 

ハイパーサーミア治療で待ってる間も私の怒りは治らず・・・。

 

ところが夫は治療室から出てきて「熱くなって汗かくって聞いてたけど、そうでもないんよな~。効いてるんかな~?」とケロッとしていた。

 

何事もなかったような、そういう態度が妻としてはやっぱり気に障り、「信じる者は救われるって言うやろ?効かへんと思って受けてたら効かへんわ!!」と強い口調で言い返してしまった。

 

どこの夫婦もこういうケンカを繰り返して年を重ねていくのだと思う。

 

ケンカもコミュニケーション。

 

相手がいないと発生しない。

 

遠慮なくお互いをぶつけ合える関係は家族だからこそ。

 

今になってつくづく思う。

 

 

この日の午前中は、夫だけがん相談支援センターでお世話になっている看護師さんと面談だった。

 

緩和ケアについてどういうものなのかを聞きたいと夫が希望したためだ。

 

どういう説明を受けたか詳しく話してくれなかったけど、夫も又先のことを考える必要を切実に感じ始めていたのだと思う。

 

 

先の不安が2人のイライラを助長させていた…。