勉強会の皆様には、基本的なマナーとして

日頃から勉強していただいている内容ですが、

実行が難しい、というご意見も多くいただく

内容です。


まず、相手のご都合をお伺いする。

相手のご都合を最優先にして貴重な相手の

お時間をいただく、ということは、

最初から意識して実行しないと、後から

修正ができません。


とくに友人同士はいつもLINE、というような

かたは、そのノリのまま

「はじめてのLINE、失礼します」

などのように話を進めがちです。



これでいいはずだ、と思ってVIPに対しても

同じノリでLINEさんやメールさんを打つ感覚

だと思いますが、なぜか返事がなかったり

しますよね。


そして、どうして返事が来ないのか


理由も分からずじまい、という展開に

なったりしませんか?


LINEさんもメールさんも記録媒体として、

残るものです。利用するときには、少し慎重に

なっても損はありません。


(時系列でやりとりの記録が残るので、

後からの修復が困難です)



○相手のご都合をお伺いする


どうしても自分の都合を優先して話を

進めなくてはいけないときは、まずそのことを

お詫びします。


相手の立場を考え、相手のご都合にできるだけ

合わせる形でお時間をいただきます。


「○月○日なら大丈夫」


と、お返事を(お時間を)いただけたら

自分のことで相手の貴重なお時間をいただく

ことに感謝の言葉を伝えます。


相手は自分のために時間をつくって当たり前

ではありません。


本来は、約束が成立するまで貴重なお時間を

いただいたことにも感謝したいところです。


これで、約束が成立しました。



○当日


次に、いよいよ約束の当日です。

(以下略)



ここまでのながれを

LINEやメールでつくるには、普段からよほど

親しくLINEやメールのやりとりをしている相手で

ないと難しいことがわかると思います。


まして、相手が事務所に所属している

タレントさんなどの場合は、

(タレントさん自身が事務所に確認しなければ

ならない場合も含めて)事務所を通さなくては

ならない場合も多く、その場合はタレントさん

自身がマネージャーさんにスケジュールの

確認をしなければなりません。


相手に、大変な負担をかけてしまうことを

自覚している必要があります。


相手にかけてしまう負担を自覚した上で、

貴重なお時間をいただくことが重要です。


相手に対するリスペクトを持った状態で、

頼み事を進めることが重要です。


○相手へのリスペクトがある場合


相手のほうから

「用件は?」

と聞いてくださることもあるでしょう。


その際は、こちらの用件を伺ってくださる

気持ちに感謝して、用件を手短かに伝えます。


相手に対するリスペクトは、言動に表れているか

どうかが重要です。



我々は日々、多くの人を巻き込んで生きています。

マナーを重視することは、自分および相手を

取り巻く多くの人々のためにもなるわけです。


(逆のことをすると、大抵、トラブルになります)