勉強会の皆様には、基本的なマナーとして
日頃から勉強していただいている内容ですが、
実行が難しい、というご意見も多くいただく
内容です。
まず、相手のご都合をお伺いする。
相手のご都合を最優先にして貴重な相手の
お時間をいただく、ということは、
最初から意識して実行しないと、後から
修正ができません。
とくに友人同士はいつもLINE、というような
かたは、そのノリのまま
「はじめてのLINE、失礼します」
などのように話を進めがちです。
→
これでいいはずだ、と思ってVIPに対しても
同じノリでLINEさんやメールさんを打つ感覚
だと思いますが、なぜか返事がなかったり
しますよね。
そして、どうして返事が来ないのか
理由も分からずじまい、という展開に
なったりしませんか?
LINEさんもメールさんも記録媒体として、
残るものです。利用するときには、少し慎重に
なっても損はありません。
(時系列でやりとりの記録が残るので、
後からの修復が困難です)
○相手のご都合をお伺いする
どうしても自分の都合を優先して話を
進めなくてはいけないときは、まずそのことを
お詫びします。
相手の立場を考え、相手のご都合にできるだけ
合わせる形でお時間をいただきます。
「○月○日なら大丈夫」
と、お返事を(お時間を)いただけたら
自分のことで相手の貴重なお時間をいただく
ことに感謝の言葉を伝えます。
相手は自分のために時間をつくって当たり前
ではありません。
本来は、約束が成立するまで貴重なお時間を
いただいたことにも感謝したいところです。
→
これで、約束が成立しました。
○当日
次に、いよいよ約束の当日です。
(以下略)
☆
ここまでのながれを
LINEやメールでつくるには、普段からよほど
親しくLINEやメールのやりとりをしている相手で
ないと難しいことがわかると思います。
まして、相手が事務所に所属している
タレントさんなどの場合は、
(タレントさん自身が事務所に確認しなければ
ならない場合も含めて)事務所を通さなくては
ならない場合も多く、その場合はタレントさん
自身がマネージャーさんにスケジュールの
確認をしなければなりません。
相手に、大変な負担をかけてしまうことを
自覚している必要があります。
相手にかけてしまう負担を自覚した上で、
貴重なお時間をいただくことが重要です。
相手に対するリスペクトを持った状態で、
頼み事を進めることが重要です。
○相手へのリスペクトがある場合
相手のほうから
「用件は?」
と聞いてくださることもあるでしょう。
その際は、こちらの用件を伺ってくださる
気持ちに感謝して、用件を手短かに伝えます。
相手に対するリスペクトは、言動に表れているか
どうかが重要です。
☆
我々は日々、多くの人を巻き込んで生きています。
マナーを重視することは、自分および相手を
取り巻く多くの人々のためにもなるわけです。
(逆のことをすると、大抵、トラブルになります)