赤や橙、黄などは「暖色系」と呼ばれ、反対に緑や青、紫は「寒色系」でと言われます。

ピンクや茶色も暖色系に含まれ、白や黒、グレーなどのモノトーンはしいて言えば寒色系になります。
これらは部屋のイメージを変えるだけでなく、資格に影響して体感温度を左右することもあります。


心理学の実験で、面白いものがあります。
被験者は目隠しをされて真っ暗な部屋に入り、キャスターのついた椅子に座らされます。
椅子をいろいろに動かし、被験者の位置や距離の感覚を狂わした後、小箱の中を見るよう言います。

そこにはいろいろな色の物体が表示されていて、被験者は自分から物体までの距離を推定して、感覚だけで「50センチ」「70センチ」などと答えていきます。

すると、赤や橙の物体は実際よりも近くにあると感じ、青や緑の物体は実際よりも遠くにあると感じるというのです。

これは「進出色」と「後退色」を見る実験なのですが、このように物体までの距離を近く感じたりする理由として考えられるのは赤は屈折率が低く、プリズムを通すと一番上に現れるからだそうです。

人間の目のレンズを通すと、いちばん奥で像を結ぼうとして、目の方がこれを調整して見ようとするために、逆にいちばん近くにあるように感じられるからなのそうです。

企業でのコーポレートカラーに使うなら、きつ過ぎない控えめな「後退色」のほうが誠実な印象を受けると言うのでしょう。

一方で消費者金融などが赤や黄色を使うのは、親しみやすさをもちながらも目立つ色づかいを選んでいるからです。

従来、オフィスでの色づかいは、知的でかつ集中できる色と言うことで、モノトーンや寒色系が採用されてきました。
また暖色系の部屋では、寒色系の部屋に比べて時間が長く感じられるということもあります。

寒色系では体感温度を上げるために人間が活性化されるからだそうで、会議などでも充実感が感じられる色づかいとされ取り入れられています。

逆に飲食店では暖色系を使うと、客の回転率が高くなり、「勢いよく食べてしゃべって、早く出ていく」そうです。

店舗やオフィスのインテリア コーディネートするときにはこれらの色の効果を取り入れることもよい方法ですね。



【内容情報】(「BOOK」データベースより)

本書は、インテリアカラーコーディネートの世界が、建築設計士・ゼネコン・大工・工務店・インテリアコーディネーター・インテリアプランナーなどの建築・インテリア業界の専門家から一般生活者・学生・または1~3級カラー検定有資格者まで幅広く理解していただけるよう、平易な言葉でわかりやすく説明されています。

【目次】(「BOOK」データベースより)

1 3ベース・カラー認知(色のKANとDAN/有彩色の3ベース ほか)/

2 インテリアカラーコーディネート論(「ザ・ドア論」/インテリアって何色? ほか)/

3 インテリアコーディネートプロセス(戸建て住宅のプロセス/マンションのプロセス ほか)/

4 インテリアカラーマーケティング(フローリングの開発カラー調査/メラミン化粧板の木目開発カラー調査 ほか)

インテリアカラーコーディネート