こんにちは。
今日は3連休最後の日でお天気が良いですね。
今回はブリジット・バルドー、ジェーン・フォンダと結婚し、
結婚はしませんでしたがカトリーヌ・ドヌーブとも恋人で
子供(クリスチャン・ヴァディム)ももうけた名うてのプレイボーイ、
ロジェ・ヴァディムの作品です。
「輪舞」
1964 年 仏 La Ronde
監督/ロジェ・ヴァディム
出演/マリー・デユボワ、ジェーン・フォンダ、アンナ・カリーナ他
輪舞とは男女が輪になりまわりながらパートナーを替えていくダンスのこと。
その輪舞の様に男女ペアの相手が次から次へとバトンタッチしていくという
構成で進められる恋模様。
マリー・デュボワの娼婦とクロード・ジローの将校のペアから始まって、
最後に最初のマリー・デュボアの娼婦に戻った所で話は終わる。
①娼婦マリー・デュボア×将校クロード・ジロー
② 将校クロード・ジロー×小間使いアンナ・カリーナ
③ 小間使いアンナ・カリーナ×主人の息子ジャン・クロード・ブリアリ
④ 主人の息子ジャン・クロード・ブリアリ×資産家の妻ジェーン・フォンダ
⑤ 資産家の妻ジェーン・フォンダ×資産家モーリス・ロネ
⑥ 資産家モーリス・ロネ×若い娘カトリーヌ・スパーク
⑦ 若い娘カトリーヌ・スパーク×作家ベルナール・ノエル
⑧ 作家ベルナール・ノエル×女優フランシーヌ・ベルジェ
⑨ 女優フランシーヌ・ベルジェ×伯爵ジャン・ソレル
⑩ 伯爵ジャン・ソレル×娼婦マリー・デュボア
♪♭♯∮*♪♭♯∮*♪♭♯∮*♪♭♯∮*♪♭♯∮*♪♭♯∮
A・シュニッツラー(アイズワイドシャットで有名)原作で
1950年オルフュス監督によりウィーンで1度映画化されました。
こちらは舞台を1910年代のパリに移しリメイクされたものです。
前作を観た人の間では評判がすこぶるよろしくない様ですが、
好きな作品です。
SEXに至るまでの男女の駆け引きがコミカルに描かれ、
様々な階級の男女が次々に登場していきます。
後に行くほど身分の高いペアになっていきます。
はじめの方のカップルは純粋で単純なのですが、
ステータスやインテリ度が増すに比例して見栄や外聞など思惑が入り混み、
やりとりが狡猾で巧妙になっていくのが面白いです。
その様が滑稽でもあり空しくもあり、ひきこもごもといった感じです。
それは現代も変わらず普遍的に繰り返されるテーマで、
そこがこの映画の魅力の一つと言って良いでしょう。
とにかく次々と登場する女優達の美しさに目を奪われます。
さすがは女性を魅力的にみせる事には天下一品のヴァディムです。
中でも私は小間使い役のアンナ・カリーナがお気に入りです。
ゴダール作品で見せるクールさとはうって変わって
こちらはとても可憐なアンナ。
メイド姿が滅茶苦茶キュートです。
大きなおだんごヘアに白いリボンが可愛いらしい。
今まで見たメイドファッションの中でダントツです。
NO.1決定!!!
アンナの他には娘役カトリーヌ・スパークの清楚な美しさも見逃せません。
メイド姿のアンナ・カリーナ