転勤することになりました


サラリーマンの宿命ですが

紙切れ一枚でどこでも行かなくてはなりません


将棋の駒のよう


自分ではわからない

大きな流れの中で

個人、個人の生活がはめられて行きます




人事部には

勤務希望地は


イタリア、東京、金沢

という順番で出しているのですが

(まったくこの脈略のなさ・・・)


次の勤務地は
























カナダのトロント!




大阪→ニュージャージー→大阪→ロサンゼルス→カナダ


どうしてこうも希望と違うのだろう




僕の本分は海外営業です


就職時に

海外営業部を自ら希望してこの会社に入った以上


世界のどの国でも行かねば、何のための人生かあっ!


だから、インドでも、アフリカでも、アフガニスタンでも

北朝鮮でも・・・(やっぱり嫌だ)



ということで


アメリカ人七人と日本人一人で続けてきた

この、ひとり駐在日記も

もうすぐ終わり


これからは、カナダ人百人と日本人三人です





ずいぶん前に

村上春樹の

「遠い太鼓」と「辺境・近境」を読みました


どちらも彼の旅行記で

遠い国の空気が好きでした


ギリシャが舞台の「遠い太鼓」は

アテネ出張に持っていって

ギリシャの空気を感じながら

お風呂で読んでるときに

バスタブに落としてしまい


ぐにゃぐにゃにふやけていますが


ギリシャの湯船に浸かった貴重な本として

そのまま大切に持っています


旅や、外国は

そういう、異国の空気、雰囲気

というものが魅力なのでしょうけれど


村上春樹さんの場合は

それがそのまま彼の仕事となっているわけで


苦労や驚きが仕事(=作品)となるから

正直うらやましいです


僕の場合は

あくまでも仕事は別


カナダもロサンゼルスの生活も

仕事とは別にあるから


仕事をしながら

(仕事の流れを止めずに)

生活を立ち上げねばならず


結構大変です


引っ越しの日通さんが来て

必ず言われる言葉を今回も言われました



「ものすごい本の量ですね」



日通の引っ越しは

詰めるときは、大勢でやって来て

全部やってくれるのでいいのですが


開梱するときは

やってくれないので

(やってくれるパッケージもあるのでしょうが

当社との契約ではやってくれません)


この本を順番に並べるのに

たっぷり一日かかります

(本って重いし、本棚を上に下にの

移動で、ロスに越して来たときは

並べ終わると知恵熱が出ました)


大体

仕事が海外営業で

各国を何年か毎に引っ越すという運命でありながら

本好きで大量の本を持つ


ということ自体が


もう矛盾しているのでしょうが

こればかりは仕方ありません




まったく新しい仕事

新しい組織

新しい仕事仲間

新しい国


転職と同じで

全て一から学習し直しで大変なのですが

(しかも、カナダという国の慣習にも馴染まねば)


マンネリを打破する意味で

結構、そういう苦労は好きです


逆に、一つのことを長くできない

飽きっぽい性格なのかも





ということで、今日から引継ぎで

一週間カナダへ出張

そのまま帰りにNJに寄ってロスに戻ります