皆さま、おつかれさまです。
例えば、こんなハナシはどうだろう？
ある知人のお宅にお邪魔した際、仏間が少々興味深い仕様になっていた・・・とか。
仏間には、既にお亡くなりになられた有名人、
『やなせのたかあし(仮名)』氏のカラー写真のみが、立派な額に入れられて、モダンな雰囲気の仏壇に飾られていた。
不思議に思い、知人にたずねた・・・と、しよう。
「すいません、つい気になってしまったものでオタズネしますが・・・何故、たかあし氏のお写真が仏間に？」
知人はこの質問に淡々と答えてくれた。
何でも、知人は幼少の頃から『やなせのたかあし(仮名)』氏の代表作である『エンペンメン(仮題)』が大好きで、これまでの生涯で幾度もこの " エンペンメン(仮題) " に励まされて生きてきたとの事。
片足を失ったとき・・・離婚を経験したとき・・・酒に酔って乱れてしまい、他人を殺めてしまったとき・・・など・・・など・・・。
そんな、心が落ち込んでいるときに、都度、大好きなエンペンメン(仮題)を観ると、不思議と心が和み、「生きよう！」という活力が湧いてきたという。
・・・どんな内容なん？
エンペンメン。
知人は実家で信仰されている宗教よりも、過去の親族の誰某(だれそれ)よりも、むしろこれまで " 何度も救ってもらった " という実感のある " エンペンメン(仮題) " に、そして偉大なるその作者『やなせのたかあし(仮名)』氏に向けて、手を合わせて感謝を伝えていきたいという。
因みに、エンペンメン(仮題)に登場する、主人公と敵対関係にあるキャラクターは、名を『パイキンマン』といい、
「大胸筋が異常発達しており、その事がコンプレックスで、世間に対して " 八つ当たり " と称して無差別にテロ活動を繰り返す活動家」
という設定らしい。
・・・そんなヤカラは駆除だ駆除。
ハナシを戻すが、この知人とたかあし氏の関係性。
『信仰』って、そういうのも " アリ " ではなかろうか？
ね？
何か、素敵ですよね？
知らんけど。
手を合わせて感謝を述べて、 " 気が澄む " 対象だったり、絶対的に信頼出来るシンボルだったり。
例えばソレは、ヒトクチだけかじったチキンナゲットかもしれないし、出先から拾ってきたイタチの死骸、はたまた、ダッチワイフとの自撮り情事ビデオテープだったり・・・。
別に、 " 決まり " なんて無いかもしれないから・・・
ドレもコレも、各々にとっては神聖なるモノなのかもしれませんね？
こちらの主観では理解し難いモノでも・・・
誰かにとってはスペシャルの極まった、かけがえのないモノだったり。
ね？
もし、「ナンジャラ教」やら「カンジャラ会」みたいな、既存のヤツが胡散臭くて信じられないんなら・・・
『自分だけ』のオリジナルな信仰スタイルでも、 " アリ " なんじゃないかしら？
例えば・・・
冷蔵庫の中いっぱいに使用済みの『ゲキ落ちくん』溜め込んでさ、気が向いた時にドア全開でソレに向かってスカシッペするの。
そんなんでもさ、もしも心が落ち着くってんなら、コレが『祈り』として " アリ " なんじゃないの？
そんなもんじゃない？
『信仰』って。
ね？
・・・違うか～？
自身の心が澄むように・・・
好きにヤったらよろしい。
・・・別にヤらんでもよろしい。
どうやらおあともよろしい・・・のか？
そろそろ終わるのもよろしい。
あっ、そうそう・・・
今年もよろしこ。