<今回の江戸:埼玉県営大宮公園野球場 >
高校野球埼玉大会の決勝戦を埼玉県営大宮公園野球場で見てきました~。
大宮には「埼玉県営」と「さいたま市営
」の野球場があり、大宮公園野球場は県営大宮球場と呼ばれているようです。
この県営大宮球場、歴史は古く、昭和9年にはベーブ・ルース やルー・ゲーリッグ らが日米野球で来日した際にプレーし、後の大投手、ビクトル・スタルヒン 投手はここでデビューを飾ったそうです。
長嶋茂雄 さんが高校時代に唯一ホームランを放った球場として、また高校時代に山崎裕之 さんが大ホームランを放った球場としても有名ですよね。
聖望学園は春1回、夏2回の甲子園経験があり、去年のセンバツでは準優勝を果たしました。埼玉では新興勢力の一つでしょう。門倉健 投手、鳥谷敬 選手などプロ野球選手も輩出しています。
昨年の夏の甲子園は記念大会で埼玉からは本庄第一高校と浦和学院高校の2校が代表として出場したのですが、その2校とも連破した聖望学園。投手力と機動力のチームのようです。
一方、埼玉栄も春、夏ともに1回ずつ甲子園に出場しています。野球が強くなり始めたのは聖望学園より少し前ですが、甲子園の成績では追い抜かれてしまいました。埼玉上位の常連校で、野球だけでなくあらゆるスポーツが盛んです。ライオンズの大島裕行 選手、格闘家の魔裟斗 選手、大相撲の豊真将 関、豪栄道 関も輩出しています。
埼玉栄は春の県大会で準優勝。打力はさほどでもないものの、左右の二枚エースの継投で勝ちあがってきました。
満員の埼玉栄側スタンド。
聖望学園はエースの佐藤勇吾投手が先発。継投で勝ってきた埼玉栄は背番号10の右腕・島野隼輔投手が先発でした。
終わってみればビッグイニングは2回裏でした。四球、安打、盗塁で無死二、三塁。いきなりのピンチに島野投手は間を取ろうと思って、ベースにいない三塁手に牽制球を投げてしまい、ボーク。聖望学園が1点先取。さらに安打、エラー、併殺崩れなどで3点を奪います。
しかし、3回以降は島野投手をリリーフした背番号1のサウスポー芹沢拓也投手が無失点に抑えます。
埼玉栄は何度かチャンスを作り、1点差まで詰め寄りますが、要所要所で聖望学園にファインプレーが出て、追いつくことができませんでした。
結局、3-2で聖望学園が甲子園行きを決めました~。
敗れた埼玉栄も応援団に最後の礼。
終わってみれば、最初のボークが勝敗を分けた感じですね。しかも、島野投手は生まれて初めてのボークだったとか。
島野投手は高校球児だったお父さんに鍛えられ、中学卒業まで毎朝5時起きでランニング、練習が終わってから夜にも500本のティーバッティングを欠かさなかったとか。
その甲斐あってか去年の秋には背番号1をつけましたが、春に腰を痛めて戦線離脱。背番号1を失いました。しかも、自分がいないチームは春の県大会準優勝。最後の夏、期するものがあったと思うのですが、本人には残酷な終わり方でしたね。
埼玉栄の中には試合後、泣き崩れて立ち上がることが出来ずに、仲間に両側を支えられながら、出て行った選手もいました。試合とは勝つ者と負ける者を決めること。とはいえ残酷なものですね。しかし、そこまでやり尽くしている選手を見ると「自分はこれでいいのか」ってことを再認識してしまいます。
優勝した聖望学園はたった4安打。埼玉栄に9安打を許しながら完投した優勝投手の佐藤投手はいつも笑顔を絶やしませんでした。ランナーを出してもニコニコ。逆転のピンチを迎えてもニコニコ。それでナインがリラックスしたのか、ファインプレーを続出させて佐藤投手を助けました。
横浜隼人高校の今岡一平投手とのニコニコ対決も見てみたいですね。
聖望学園高校のみなさん、甲子園でも頑張ってください。






