<今回の江戸:国立能楽堂 >
去年、初めて歌舞伎を見て、結構面白いじゃん
と思った僕。
しかし、歌舞伎1回で映画を5回は見れるという
価格設定。なかなか高価。
で、自分に合うモノを見たいということで調べていたら
歌舞伎には全編を通して演じる「通し狂言」と名場面
だけをピックアップした「みどり狂言」の
二通りがあるとか。
元を知らないのに名場面だけを演じられてもなあ、
ということで出来れば「通し狂言」を見たいと
思ったのですが、歌舞伎というのは
基本的に「みどり狂言」が多いんだとか!
しかも「通し歌舞伎」という名前ではなく、
なぜ「通し狂言」?!
狂言って和泉元彌
さんとか野村萬斎
さんとかが
やってるやつだよね?!
ひょっとして狂言は歌舞伎の一種なの?!
それとも歌舞伎と狂言は元は一緒のモノだったのか?!
うー全然わからん。
そして、11月には歌舞伎
、能楽
、文楽(ぶんらく)
がユネスコの世界無形文化遺産
に選ばれたとか。
これは日本人として、三つとも見ておかなくては!
と思っていたら、
能楽(能と狂言)と文楽は初心者用の公演を発見!
早速行ってきました。
まずは能楽!能楽普及公演を見てきました。
場所は「国立能楽堂」です。
国立能楽堂はJR中央・総武線「千駄ヶ谷駅」と
東京メトロ副都心線「北参道駅」の中間にありました。
どうやら「能」と「狂言」をまとめて「能楽」と
いうらしいです。
それで上演する時は両方やるときが多いようですね。
で能楽普及公演ですが、最初に京都から偉い先生が来て
演目の解説をしていました。
これが、初心者向けの解説ではなく、
どう聞いても演目のことを熟知している人のための
解説。ちんぷんかんぷんでした。。。
「普及公演」って何・・・?
先生の解説が終わったら、いよいよ狂言の始まり。
演目は「合柿(あわせがき)」。
柿売りが渋柿を甘柿だと言って通行人に
売りつけようとしたら、逆に「じゃ、食ってみ」
と言われ、四苦八苦するという内容です。
厳かな雰囲気で、まじめな顔してやっているのに
内容はコント。このギャップが
なかなか面白かったです♪
そして休憩を挟んで今度は「能」。
演目は「自然居士(じねんこじ)」。
自然居士という人物が奴隷商人に連れ去られた
少女を救い出すヒーローもの。
狂言と違って古文体で話しているので、前の客席の
背もたれに字幕が出るのですが、古文の文章
そのままなので、ちんぷんかんぷん。
スイッチ一つで英語に切り替わるのですが
むしろ和文より英文の方が
分かりやすかったりします。
けど、話されている長さに比べると
英文の訳があまりにも短い時があって
あれ、日本語は?って思って、また日本語
に戻してみたり。
そして、ああ、やっぱ古文はワカラン
っていって英文にして、そしてまた和文に
って繰り返し。
狂言は面白かったけど能はどうもなあ
と思ってしまいました。
と思っていたら・・・、
最後の舞の場面。
そこが最大の見せ場なんでしょうか。
あまりの迫力に、どんどん引き込まれてしまいました。
・・・能って結構良いかも。
という考えに変わっていました。
僕はちょっと、ストーリーに拘って
字幕にばかり注意がいっていたのかもしれません。
狂言はストーリーが面白いのですが
能はストーリーより、雰囲気とか
役者さんの芸を楽しむものなんだなと思いました。
歌舞伎もそうなのかもしれませんね。
ストーリーより雰囲気や役者さんの芸を
楽しむモノなのかもしれませんね。
だから「通し狂言」より「みどり狂言」の方が
多いのかも。
狂言はすごく面白かったし、
能を今度見るときは、あらかじめ
ストーリーを予習して、頭にたたき込んで
役者さんの芸を楽しんでみようかなと思いました。
今度は文楽だ~。

