<今回の石川:石川県立野球場>
現在、帰省しているので、江戸滞在記はちょっとお休みです。
実家にもネット環境はあるのですが、ダイヤルアップなので
ちょっと気が引けて、ネットカフェから書き込んでます。
セキュリティ大丈夫かな?
7/28-29は石川の高校野球の準決勝、決勝を見てきました。
場所は石川県立野球場。他県では県営野球場というみたいですが
石川では県立です。
プロ野球の公式戦も開催されたりします。
ちなみに、独立リーグの北信越BCリーグも同じ日にあったはずですが、
県立よりランクの落ちる七尾城山球場と加賀公園球場で開催されたようです。
ちょっとかわいそ。
準決勝のカードは
金沢学院東高校vs.星稜高校
石川県立野々市明倫(ののいちめいりん)高校vs.遊学館高校
です。
星稜と遊学館は順当と言えそうですが、
金沢学院東と野々市明倫は失礼ながらサプライズ。
金沢学院東は準々決勝で強豪・金沢高校を破りました。
金沢が夏の大会で星稜・遊学館以外に負けたのなんて
いつ以来なんでしょうか。記憶にありません。
金沢学院東には関西や愛知の中学からかなり
大量に選手が入っています。
エースの松田翔太投手も大阪から来ています。
2年生のサウスポーで本格派です。
大阪出身のサウスポーといえば、遊学館の小嶋達也(阪神タイガース)
を思い出しますが、果たして第二の小嶋
になれるでしょうか。
僕は母校・星稜側に座って観戦です。
星稜の先発投手はエースの高木京介投手。
名門星稜のエースで四番です。
名前は何かカッコいいですが、顔はちょっとごついです。
かなりパンチが効いています。
けど、しゃべると人が良さそうな感じです。
僕の勝手な推測ですが、結構チキンハートかも。
結構派手にガッツポーズしたりするのですが、
そういうオーバーゼスチャーって
小心者のカモフラージュかなって気もします。
捕手の橋本知之選手もよくガッツポーズを
するのですが、こちらは本当に「会心の」って
感じなんですよね。それと比較すると・・・。
それはさておき、試合は星稜ペースで進むのですが
7回表までは2-1でなかなか
先の読めない展開で、気が抜けません。
7回裏にに疲れの見えた金沢学院東・松田投手を打ち崩して
5-1として、何とか安心できる展開に。
・・・・と思いきや、高木投手からマウンドを
引き継いだ高橋康平投手が打ち込まれ、再度
登板した高木投手もタイムリーを浴びて、5-4。
再び1点差。しかし、どうにか逃げ切って星稜が勝って
決勝進出です。あー心臓に悪いわ。
しかし、金沢学院東は星稜・金沢・遊学館の
私学三強に割って入ってくるかもしれませんね。
ていうか、エースの松田翔太投手、主砲の3番レフト・庭林元也選手、
守りの要、2番ショートの森津翔選手が残るので
秋の大会は優勝候補でしょう。
ちなみにこの三人とも県外出身者のようです。
それに、一、二年生にはまだまだ関西・愛知からの
野球留学生がいます。侮れません金沢学院東。
第二試合の遊学館vs.野々市明倫は僕にとっては
おまけのようなもの。だって勝敗は目に見えてるでしょう?
秋の大会の優勝チームで、5年連続夏の県大会決勝に
進出していて、優勝候補筆頭の遊学館と、
創部以来初めてベスト4に進んだ明倫ですよ?
勝負にならんでしょ?!
しかし、明倫は準々決勝で北信越ナンバーワン、プロ注目の
山口嵩之投手を擁する石川県工を打ち崩して11点取っています。
三回戦では去年のセンバツ出場校・金沢桜丘も
打ち崩しています。
まあ、結構良いゲームになるかもしれないな、
と少し期待して見ることにしました。
明倫は県立校ですが女子が多いのか、
応援も黄色い声で、可愛らしい雰囲気です。
しかし、かなり大勢の生徒さんが応援に来ていて
大応援になっています。
遊学館の先発投手は背番号15の宮永慎也投手。
遊学館はどうも投手陣に柱というものがなく、
他にも11番小松修士投手、一塁を守る宍戸涼志選手が
投げたりで、投手陣に若干不安があります。
明倫の先発投手は小谷豪投手。何とこの試合が初登板。
よりによって遊学館相手にぶつけても大丈夫なんでしょうか。
と思っていたら、早くも三回で降板。
樽見隼人投手に継投です。
試合は追いつ追われつのシーソーゲーム。
ですが、思ったより明倫打線は強力でした。
上下ムラなく打ちます。
しかし、守備・走塁は両チームともお粗末でした。
一試合に三個のランダウンプレー。
しかも、塁上で二人のランナーがコンニチワしたり、
その上、そのランナーを殺せなかったり。
バッテリーエラーあり、暴投あり。
確かにここ数年、打撃力や投手力はレベル上がってるかも
しれませんが、守備力と走力は落ちてるんじゃないでしょうか。
試合中は明倫がリードしていても、どうせ
遊学館が引っくり返すんだろうな、というムードが
球場全体に溢れていました。
しかし、エラーがらみで勝ち越し点を挙げた明倫が
遊学館を振り切り、5-4で勝利して、決勝に進出しました。
なんと優勝候補筆頭の遊学館が、初めて準決勝に
進んできた普通の県立校・明倫に負けましたよ。
明倫側スタンドは優勝したかのような大騒ぎ。
片や、遊学館ナインは泣き崩れていました。
遊学館も金沢学院東ほどではないにしても結構、
越境入学組みがいます。
親元を離れ、関西や愛知からはるばる石川まで来て
甲子園を目指した高校野球生活が
夢かなわず終わってしまったのですから
人目も憚らず泣いてしまうのも無理もありません。
最後のバッターになったのは4番ファーストの宍戸涼志選手。
彼はバッターボックスに入る前に主将の中馬龍司選手に
「思い切り振ってきてください」と言われたそうです。
主将が敬語を使うのは宍戸選手が高校在籍四年目だからです。
宍戸選手は大阪からやって来て、入学直後に白血病に罹りました。
1年間の闘病生活。2年目(1年生)はベンチにすら入れず、
3年目(2年生)は四番を任されたものの甲子園には行けず、
ラストイヤーの今年も結局夢が叶いませんでした。
しかも、彼自身は思ってもみなかった所での敗戦でしょう。
白血病、留年、親元を離れての生活、毎日の練習、
すごく大変だったでしょうに。
しかも、この後、すぐに三位表彰式とかいって
すぐにグランドに整列させられて、エライ人から
「三位おめでとう」とかいって表彰状を渡されていました。
勿論音楽(あの表彰のときのお馴染みのやつです)つきで。
あれはないんじゃないの?
負けて、そのショック覚めやらぬうちに
、「三位おめでとう」なんてのは
苛めに近いものがあります。
あれは何とかしてあげてください。
石川高野連さん。
かくして石川の決勝戦は
星稜高校vs.石川県立野々市明倫高校
の対戦になりました。