4/5 上野アメ横・年に一度の日 | 加賀男児(かがおのこ)の江戸滞在記

加賀男児(かがおのこ)の江戸滞在記

金沢生まれ。この冬から久しぶりに東京に住むことに。①石川県人から見た東京、②石川に関係のある人を綴っていきます。

<今回の江戸:上野アメ横>

僕はよくアメ横に行きます。
アメ横は本当はアメヤ横丁というそうです。
名古屋・大須のアメ横と区別するため
上野アメ横と記述したりします。

アメ横はJR山手線の上野駅と御徒町(おかちまち)駅
の間の線路に沿って伸びていて400軒のお店があるそうです。

名前の由来ははっきりしてなくて飴屋から来たとか
アメリカ屋からきたとか色々説があるそうです。

食料品や衣料品が安く売ってます。
年末は殺人的に混雑してるところが
毎年のようにテレビに映し出されますね。

金沢には近江町市場(おうみちょういちば)という
市場があります。
街の真ん中にあってプロの料理人も仕入れに来れば
奥様も観光客も来ると言う活気のあるところですが
なんとなくアメ横
にてるなあと感じました。

東京の市場といえば築地ですけど、
築地は結構広く感じて、おいてあるものも
高級志向のようです。

その点、アメ横は庶民的な感じで
物が安くて狭くて人がいっぱいってところが
近江町っぽいかな。

あれ?!近江町って安かったっけ?


どうでもいいけど、先週アメ横を歩いていたら
「ダンナ、どうですか?!」
と声をかけられました。

だ、だ、だんなって僕のこと?!
つい昨日まで「アンちゃん」って声をかけられてたのに。
産まれて初めてダンナと呼ばれました。
うっそでしょ。あれからは一度もそう呼ばれてないし。
きっと逆光かなんかで見えてなかったんだな、あの店員さん。
そうに違いありません。そうだ。そうだ。そうに決まった。
かなりショック。


<今回のその他:産まれた日>

今日は仕事を定時に切り上げました~。
金沢より東にある東京とはいえ、春分の日を過ぎると
5時半だと明るいですねえ。

今日はちょっと街の喧騒に身を置きたくて渋谷をぶらぶら。
桜丘の桜は昨日の雨でちょっと落ちちゃったみたいですね。
渋谷駅周辺には一目で新入社員と分かる5、6人のリクルートスーツ
のグループがちらほら。

でも流石に平日だけあって週末ほど混雑してません。

映画でも見ようかなって思ったけど
あん中はカップルばっかだし。
今日はカップルとかは見たくないな
と思い直し映画はパス。

あ、そうそう、帰り道で駅の改札を出るとき、
隣の改札で、ゲートががちゃって閉まって
サラリーマン風のおじさんが捕まってしまいました。

おじさんは不思議そうに、一生懸命財布らしきものを
ICカード接触面にタッチさせています。
それでもダメ。

だんだん頭にきて、接触面に財布をバシバシ
叩きつけてます。

それでもダメ。

けど、よーく見てみると財布や定期入れにしては
小さいサイズの物がおじさんの手の中に・・・。

・・・・名刺入れじゃ~ん!!

あんた、そン中にパスモだのSUICAだの入ってないでしょ?!

相変わらずおじさんは、バシバシバシバシ。

みんなニヤニヤ。誰も教えてあげないんだもん。
うん。でも教えてあげると、凄い恥ずかしい思いをするだろうから
僕も教えませんでした。

一人で外食をして、いつもどうり誰も待っていない、
灯りのついていない暗いお部屋に帰ります。
スーパーで買ったケーキとスパークリングワインを取り出して
机に並べます。

今日は僕の産まれた日。
何か一昨年もこんなロンリーバースデイだったなあ、としみじみ。
くらっ!暗すぎ!

しかもスパークリングワインは750ml。
そんなん一晩で一人で飲めるかぁ?!
と自分で突っ込みをいれてしまいます。

ふん。いいもん誕生日なんかどうでも。そんなの祝うの子供だけ。
昔は子供の死亡率が高かったから、一年間生きてこれたことを
みんなでお祝いしただけ。大人には関係ないやい!

でも、昔じゃなくて今の世でも人が生きて来れたのは
色々な人たちが助けてくれたからですよね。

自分の体の中で十月十日、別の命を育みながら
命がけで子供を産むお母さん。
現代医療の整った日本でも命を落とす人が
いるのに、医療設備が整っていない地域では
どれだけのお母さんが自分の命と引き換えに
尊い命をこの世に送り出しているのでしょう。

そうやって産まれてきた子供たちも
一日に五万人が餓死しているといいます。

お腹いっぱいになる夢を見ながら
死んでいく子供たちがいる一方で、
三千万人の食糧をゴミにしている
豊かな国に生まれ
「ん~ジムでも通ってメダボ撲滅だあ」
などと能天気なことを言っている僕。

そしてこの地球上で一番豊かなはずの
この国では年間三万人以上の方が
自ら命を断っています。
こんな病んだ国で、僕はとりあえず
まだ生きてる。

こんな幸運を授かって、一年間生きてこれたことを
感謝しなくちゃいけないんだね。

人からお祝いされることも嬉しいことだけど、
自分を支えてくれた人や物に感謝をする日なのかも
しれない。
いや、人から祝ってもらってなおかつ、自分も
人に感謝をする、そういうのが理想なのかも。
人に何かしてもらうことしか考えてないから
不満がでるんだね。

おカネや時間に余裕が出来たら
自分の誕生日に、一度親を旅行に誘ってみよう。
いや時間や金なんかなくたって
食事くらいなら誘えるじゃないか。

そして、いつか結婚することが
あったなら、お嫁さんの誕生日には
彼女の親を誘って嫁と一緒に
旅行に行こう。

僕はあなたが大切に育てた
娘さんを奪ったけれど、
でも一生懸命大切にしますと、
そして、彼女を素敵な女性に
育ててくれて感謝しますと
伝えよう。

いや、でも旅行は娘と水入らず
で行きたいから婿殿は
来なくてもいいよ、といわれるかも。

そしたらどしよっか。
う~んう~ん、

って相手見つけるのが先じゃん。