ちーっと、いっぷく。


・・・・連続・私小説・三姉妹のFX・・・・・13-4


海は相変わらず、僕の部屋と三姉妹のマンションを行ったり来たりしながらの生活になっていた。 健一郎は海が何時もいることに慣れてきたのか、洗濯物を出すのも気遣いをしなくなっていたし、海もはじめは自分の着るものなどを一緒に洗濯したり、干したりするのは多少のためらいがあったが、今では平気になった様である。 僕よりも先に健一郎が部屋に帰って来たときは、二人で為替の話題で盛り上がっていることも多くなった。 いつしか海は、僕と健一郎の生活の中に完全に溶け込んでいってるようだった。

ある日、僕が帰ってみると、そこには健一郎と空、海の三人が話をしていた。


健一郎:「 兄ちゃん、おかえり。 」


僕:「 何? 三人で集まってワルダクミでもしてんの? 」


空:「 あのね、お姉ちゃんの結婚式だけど、結構、盛大になるみたいなの。 」


僕:「 それで? 」


海:「 姉妹からの言葉って感じで、何を話そうか話ししてたの? 」


健一郎:「 兄ちゃん、それと、海ちゃんにFXの必勝法を教えてもらってた。 」


僕:「 そっか。 で、結婚式の方は、どうすんの? 何かやる? 」


空:「 うん、海ちゃんが子供の頃のお姉ちゃんのエピソードを言って、私がこっちに出てきた時の話をするの。」


僕:「 何か、面白くするの? それとも泣かせるの? 」


海:「 両方。 そんで、お家じゃ相談できないから、ここに集合になっちゃうし、準備期間は姉妹とお付き合い下さい。」


僕:「 って、断れんな。 それに海はもう半分住人だろ。 それとさ、健一郎と空ちゃんは、FXは上手く行ってる?


健一郎:「 まあまあかな。 兄ちゃんにもこの前言ったとおり、大分挽回したし、分からんときはやらないようにした。」


僕:「 そっか。 空ちゃんは? 」


空:「 最近は、頻繁に売買してないの。 でもね、当たってるんだ。 ちゃんと予想してやってるんだよ。 」


僕:「 だったら、いいじゃん。 あまり深く考えすぎてもダメだし、最近はちょっと動きも激しいし、様子を見ながら取り組んだ方がいいよ。」


海:「 私と同じこと言ってるよ。 そして、欲張りすぎないこと、でしょ? 」


僕:「 ハハ、そうか。 じゃあ大丈夫だな。 」


・・・続く。。。・・・