夏炉冬扇 <2>

昔、不思議な営業マンがいました。。。 


成績の悪い2年目の社員までが集められて、「 飛び込み営業してこい! 」との命令が出ました。

もちろん、みんな(10名程度)オフィス街に向かいました。

その日は、確かに暑かった。。。

仲間の一人は、事務所のあるビルを出るとみんなと別れて、消えてしまった。

 

みんな、汗をかきながら一件、一件、廻って飛び込み営業をした。


名刺が、20枚集まるか、契約が取れると戻ってよし、との命令だった。


僕は、名刺を集めて社に戻った。


消えた彼は、まだ戻っていない。。。 2時間後、汗もかかずに戻った彼は、

「 注文貰ってきました。 」と意気揚々と帰ってきた。


「 おお、でかした。 」と支店長。。。


注文書をみると、、、なんと住所が同じの隣のビル、、、


支店長:「 お前、4時間も注文もらうのにかかるわけ無いやろ! 」


彼:「 ・・・ 」


支店長:「 まあ、よくやった。 で、何しとっんだ? 」


彼:「 はい、支店を出てすぐ注文貰えたんで、みんなまだ戻らんと思ったんで、パチンコ行ってました。 」


支店長:「 ・・・ 」


怒るに怒れない。。。 彼は馬鹿か?、天才か? 素晴らしいバカっぷり。。。