ちーっと、いっぷく。
・・・・連続・私小説・三姉妹のFX・・・・・⑦-9 <トレード編>


高速道路の渋滞も少し走るとだいぶん緩和されてきた。 助手席の海は、メイクを落としてさっぱりとした感じになっていた。 顔を洗ったせいなのか目も冴えてる様子であり、たわいもない話をしながら僕に気を使っているのが分かった。 高速道路を降りて、海の家に先に送って行こうとした時、お腹もすいてきていたので、ラーメンでも食べようと促した。 ところが、先に僕の部屋に寄って、腹ごしらえをしたいとのことだった。 恐らくメイクを落として、スッピンになったので、お店に入る気分でなくなったのかも知れないと僕は思った。


「 部屋に行く前に、何か買ってこようか? 」


「 そうだね。コンビニに寄るか、お弁当なんかを買うかだね。 」


「 健一郎も帰ってると思うから、部屋にも食べるものくらいあると思うけど、作るの面倒だしな。 」


「 うん、それに予定より少し遅くなったし、先にご飯を食べて、あとをゆっくりしたいね。 」


「 了解、じゃいつもの弁当屋に寄るか? 」


「 そうしよ。 私、何にしようかな? 」


「 俺は、何時もののり弁だな。 」


「 じゃ、同じでいいよ。 」


僕は弁当屋に寄って、弁当を買い、僕の部屋に向かった。 部屋に戻った時、まだ健一郎は帰ってなかった。 海は、お茶を入れて食事の用意を始めた。 


「 ところでさ。 さっき言ってた、調べもの、うちでやれば。 」


「 うん、そのつもり。」


「 ネット、立ち上げとくよ。 何か見るページとかある? 」


「 あとで教える。 」


「 金の価格は分かると思うから教えて。 」


「 分かった。 金は1500ドル超えてきてるよ。 」


「 じゃあ、欧州とオーストラリアとニュージーランドの金利動向だね。 後で調べる。 」


「 了解。 では、いただきます。 」


「 たぶん、円高になると思うの。 金価格が上がるとお金の還流がはじまるよ。 だからドルが買われるの。 」


「そっか、ちょっとだけコツ、教えてな。 」


・・・続く。。。・・・