ちーっと、いっぷく。
・・・・連続・私小説・三姉妹のFX・・・・・②-6

冷え切っていた身体が、車内で暖められたせいもあり、二人とも顔が真っ赤になった。 赤ら顔になったままでラーメンを食べると身体の芯から暖まった。 ラーメンを食べたところで、僕は海にFX取引について確認したいことを聞いてみた。

「 今回さぁ、アメリカドルと円を買うことにしただろ、でも陸姉ちゃんとかオーストラリアドルなんかを買ってるって言っていたけど、他にお勧めの通貨ってあるの? 」
「 あるよ。 お勧めなのは、ユーロ・ドルの取引とか、イギリスのポンドとか、かな。 よく動く銘柄は他にもあるんだけどね、南アフリカのランドって言う通貨、けど、リスキーなの。 」
「 まぁ、リスクがあるのは仕方が無いにしても、そんなに危険なわけ? 」

「 そうね。 南アフリカランドっていう通貨は、流通量が他の通貨に比べて小さいの、んーでもって何が起こるかと言うとね、たくさん買うと自分の注文でレートが動くこともあるわけ、だから安いと思って、買の注文を入れると、どんどん値上がりして、高いところで買うことになったり、売りたいと思って注文を出すと安いところで、注文が成立したりと、何かとリスキーなわけ。 それとスプレッドも広い時あるしね。 」

「 そうか、スプレッドって、そんなに変わるの? 」
「 スプレッドはね、例えばアメリカドルと円だって、1銭くらいの開きが基本になっているんだけど。値動きが激しくなると注文が偏ってしまって、買いたい人はより安いところで買いたくなるのが、当然のことなんだけど、受ける側、つまり注文をもらう側では、リスクを極力抑えたい衝動がある訳なんだけど、上手く言えないんだけど、注文を受ける側としては、相手には安く買って欲しくないから、開いちゃうの。 んー?、難しいよね。 」
「 わかった様な、わかんない様な感じだけど、いいや、調べとくし。大丈夫。 」
「 アメリカドルと円でもそのうち見れたりするよ、私も何となくは理解しているつもりだったけど、もう一回勉強しとくね。 」

「 それとさ聞きたいと思っていたんだけど、例えば、アメリカドルとカナダドルのチャートを見てたんだけど、調べていたらスワップポイントが買って支払って、売って貰えたりするんだけど。その違いは、単純に金利差だけなのかな? 」
「 そうだね、基本的には金利差だけです。 でもね、両通貨と日本円との金利差の関係上、買っても、売っても、スワップポイントが支払いになったりすることもあるんだよ。 スワップポイントも馬鹿にできないから、必ずチェックしてね。 」
「 了解です。先生。 」

そういいながら席を立とうとすると、海は「 では、今回は奢ります。 恩を着せさせて頂きます。そのかわり、運転手さん、お家までよろしくね。 」と言いながら、伝票を取って支払いを済ませた。
車に戻って、カレーを取りに僕の部屋に戻る道中で、空から健一郎宛に伝言を預かっているとかで、健一郎が戻っていたら話したいからと言い、空が健一郎を心配しているのだと言う事を話し始めた。

・・・続く。。。・・・