愛着の類だったか
温かく懐かしい気持ち
はじめて星をみつけたときの
ふるえる胸の奥深く
わたしはそれを
よく知っている

夜になれば暗闇の
ここが底だと気づくでしょう
瞬く星に手を伸ばしても
届かない届かないから
祈るということを

それは畏怖
ほんものになれないひかり
まばたきを忘れてさがす終着点
真っ黒なレンズの先に
あのとき捨てた星が見えるか