何となく手に取った作品。
『四谷怪談』のお岩さんの話だったんですね、笑。

でも、『四谷怪談』の話もよく知らなくて。

怪談話のときのお約束

ひゅ~、ドロドロドロって音がすると

井戸からお岩さんが出てきて

「いちま~い、に~ま~い・・」っていう

あのイメージしかない。


京極夏彦さんの作品を読んだこともなく。

(原作の狂言は観たことありますが。)


こんなに前情報がないまま

映画を観たのは久しぶり。



怪談にもなった話をモチーフにしているのに

湿った感じというか、

そういうのが殆どなくて

純愛の物語に仕上がってました。


それなりに ツッコミどころはありましたが、笑。


お岩さんの凛とした感じが

小雪さんがやると ちょっとヒステリーに見えてしまって

それが 残念だったかな。


池内博之くん、いい役者になりましたね~。


椎名桔平さん、ご乱心の役、ハマってます、笑。


香川照之さん、彼が出演してることで

作品がぐっと引き締まってる感じです。


唐沢寿明さん、『ホームワーク』とのギャップがありすぎて

笑えてしまいそうでした、ゴメンナサイ。

シリアスな役も素敵です。



★★★★☆

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