言わずと知れた、1988年に起こった

女子高生コンクリート詰め殺人事件を扱った映画です。



あるサイトで

ゆず・北川悠仁が出てる

『女子高生コンクリート詰め殺人事件』を見たことがありました。


あたしが見たのはダイジェストだったんですけど、

見た後しばらく

何とも言えない気分の悪さが残りました。



でも、これは実際に起こった事件で

目を背けてはいけない気がしたのです。


今、日本で

いじめによる自殺の報道がよくされています。


そのこともあって、改めて見ることにしたのです。




今回見た『コンクリート』では

主犯格の少年がなぜこの事件を起こすに至ったかを

掘り下げて描いているように思います。




ダイジェストではありましたが

『コンクリート詰め殺人事件』の方が

少年達が被害者の少女に行った

虐待がより描かれていたように思います。





何が、狂気に駆り立てるのか。

どうして、ひとりではダメだと分かっていることでも

「みんな」でやれば、ダメでなくなってしうのか。

どうして、自分より弱いものに暴力を振るうのか。


何で?何故?どうして?


それだけが頭の中でぐるぐるしました。




この映画で

主犯格の少年が暴力に走るようになった原因が

学校であったいじめにあったように描かれています。


それに家族がなかなか気付かなかったことも。






エスカレートしてしまったいじめは

もう、どうにもならない。

劇的に解決することなんて、そうそうない。

親に正直に話す、

そういう場所からは逃げる、

世間体ではなくて、家族を大事にする、

難しくないはずのことが、どうして難しくなるんでしょうか?




気分のいい映画ではありません。

だけど、

誰しもに潜んでいるかもしれない

弱さ、醜さ、狂気。。。

目を逸らさずに見てほしい。



最後に、被害者の少女のご冥福をお祈り申し上げます。




コンクリート
¥3,420