2022年2月20日(日) 東京競馬場11Rで行われた
第39回 フェブラリーステークスGⅠ(ダート1600m)
(ダート:重)(16頭立て)
1着 カフェファラオ 福永祐一騎手
2着 テイエムサウスダン 岩田康誠騎手
3着 ソダシ 吉田隼人騎手
4着 ソリストサンダー 戸崎圭太騎手
5着 タイムフライヤー 横山武史騎手
6着 レッドルゼル 川田将雅騎手
9着 エアスピネル ミルコ・デムーロ騎手
上位5着までと、レース前に応援、注目していた子たちの結果を書いておきます。
カフェファラオ:レース前に“侮れない”と書きましたが、想像以上で、もう他は寄せ付けないパフォーマンスを見せてくれましたね。
他の子たちとは少々次元が違いました。抜け出してからの加速が普通ではありませんでした。勝ちタイムも1分38秒8のレコードタイ!!
今回は彼のレースだったと言っても過言ではないでしょう。
おめでとう!!
鞍上の福永祐一騎手も、“図太いタイプではない”と語っていたカフェファラオの繊細さを壊さないように、最善の注意を払っていたみたいです。福永騎手も、昨年12月の香港スプリントGⅠでの大事故からこの短期間で復帰し、GⅠを勝利。純粋に、よかった…と思いました。
ソダシ:純白に輝くソダシは大健闘でした。よく走ったと思います。
残念ながら、カフェファラオには追い抜かれ、また非常に粘り強く逃げていたテイエムサウスダンにも振り切られてしまいました。
しかし、ソリストサンダーを退け、3着を守ったのが何よりの収穫だったと思います。ソダシはずっと芝で戦っていましたが、昨年のチャンピオンズカップGⅠからダートの世界で走り始めて、今回のフェブラリーではどこまで走れるだろうか…という雰囲気も漂っていたように思います。
レースっぷりそのものは、2番手を進み彼女らしい競馬に徹する事ができていました。これならばダートの世界でも走る事ができるのではないでしょうか。彼女の持ち味は、とにかく『良い意味での負けず嫌い』な精神。一時、疲れからかこの強さが前面に出なくなって心配だったのですが、今回はダートの専門家たちに食らいついていきましたので、長所が戻って来たと安堵しています。
フェブラリーステークスGⅠでは、スタート直後は、少し芝を走ってダートコースに入って行くのですが、その点、ソダシの場合は2021年の桜花賞GⅠ(阪神・芝1600m)などを勝利しているため、その経験が活きましたね。純白よ、更に輝け!!
レッドルゼル:どうしたのか…?
位置的には窮屈な感じで、ふと気づいたら6着で、思っていたほど伸びなかった…。ダートそのものは重で、走りやすかったとは思うけど。
エアスピネル:彼はいつものようにハツラツとして走っていました。そもそも9歳でGⅠに出られるというほど健康であるという事が、讃えられるべき事だと思っています。今回は展開が向かなかったみたいで、結果は結果ですが、よく頑張っていたと思うのです。
これからも私は、彼の母エアメサイアを応援していたように、彼の事を応援して行きたいと思っています。
今回は、終わってみればカフェファラオのスゴさをただただ観せつけられたという一言につきます。ゆくゆくはドバイやアメリカのダートGⅠを目指すのでしょうか。
ダートのGⅠ戦でしたが、芝の高速レースを観るような瞬発力でした。
そして、何よりホッとしたのはソダシが今後もダートでやって行けそうだと証明された事です。
中央競馬2022年の最初GⅠはこうして行われました。
次のGⅠレースを楽しみにしています。