第80回桜花賞GⅠの結果(取り急ぎ的な感想)!~優勝馬デアリングタクトの祖母~
からの続きとなります。
さて、デアリングタクトの爆発力と、
その祖母(母の母)デアリングハートの執念を感じ取り驚いたわけですが。
私の応援した子たちの結果や感想も忘れず、ざっと全体を見渡して解釈してみます。
この第80回桜花賞GⅠは、どしゃ降りで、馬場も重く(ほぼ不良馬場だったと思う)、逃げ・先行が有利な展開となりました。
1着 デアリングタクト 松山弘平騎手
2着 レシステンシア 武豊騎手
3着 スマイルカナ 柴田大知騎手
内枠(2枠3番)だったスマイルカナの方が逃げには有利に観えました。
外枠(8枠17番)である分、スタート早々、内側に進路を取らなければならなかったため(位置取りに遅れを取るわけにはいかない)、不利に観えたレシステンシア。
スマイルカナが逃げに立ち、武豊騎手騎乗のレシステンシアが(少し手間取ったものの)その少し後ろの外側でピタッとマークしていました。
あのまま逃がしていたら、後半逆にしんどくなっていたかもしれない…
この辺りは、さすがにレジェンド・武豊!!
むしろ外枠は、武さんたちには、よかったのかもしれません。
とにかく騎手として、自分の乗る馬に対する把握力や、
勝負を仕掛けるベストなタイミング
(相変わらず、見極め・眼力がすさまじい)、
そして勝負の上での良い意味でのしつこさ。
慌てず騒がず、相棒を落ち着かせ、そのままうまく操縦していました。
完璧な運び、「神騎乗」だったと思います!!
本来ならば、これで勝ちパターンだったはず。
ただ、そこにデアリングタクトという「怪物少女」がいたわけですね…。
今でも不思議に思う…いくら「重馬場が平気」としても、
なんであんな常識離れた瞬発力を発揮できるんだ…?
とにかく、けた違い。
あんな強力な馬がいては、仕方ありません。
レシステンシア&武豊騎手は、差されてしまいましたが、最善を尽くしたと思います。
冷静でした、実に…。今後も期待したい。
レシステンシアと競ったスマイルカナも3着に残りました。
結論的に、この桜花賞が、逃げ・先行馬が有利だったという
展開の証拠みたいになったわけですが、それでも粘り強かったと思いました。
で、後方から差そうとしていた子たちは、
デアリングタクト以外は、とにかく馬場が重そうで、
走りづらそうだった…と。
桜花賞馬に輝いたデアリングタクトが、常識を凌駕した末脚と馬力の持ち主だと身に染みて解りました。
文字通りの激走!
わずかキャリア3戦目の桜花賞馬。
これは、1980年の桜花賞馬ハギノトップレディ以来、40年ぶりの快挙。
そして、ここからは、私の応援した子たちに対する感想。
レシステンシア 武豊騎手(2着):さすが2歳女王!
上記の通り、試練の重馬場と外枠で、最善を尽くしました。
全体的に冷静でした。大人びた貫禄。
今後も武豊騎手が手綱を取って、ステキなレディに育てていただきたいと思っています。
またデアリングタクトと勝負する日も来るかもしれませんが、名勝負を楽しみにしています。
ミヤマザクラ 福永祐一騎手(5着):あくまでも個人的には、よく掲示板に残ったと思いました。重馬場が苦手とも思えなかったのだけれど…走りにくそうでしたね。
それでも逆に能力は高いと思えた。そして、もう少し距離があった方が良いのかな。
サンクテュエール クリストフ・ルメール騎手(6着):まだ
成長途上。この経験が活きれば、今後、少しぐらいの重馬場なら大丈夫なはずだし(今回が例外で重過ぎたと思う)、
これから距離が延びるレースも対応できると思う。
この子の底力を考えると、もっとゴール前で競り合うような展開の方が向いていたかも。
マルターズディオサ 田辺裕信騎手(8着):この子らしい
「しぶとさ」が今回は発揮できなかったような…。ただ、胸板が厚く、理想的な馬格になる可能性がありそうなので、今後の成長力に期待。
リアアメリア 川田将雅騎手(10着):馬場が重すぎて切れ味が活かせなかった事かな…。何かちぐはぐで、出直しが必要だろうか。
マジックキャッスル 浜中俊騎手(12着):着順こそ良くありませんでしたが、バランスの良い体格をしているので今後も
期待。今はまだ小柄なので、成長を待つ必要があるかも。
あと、今回は馬場が悪過ぎたのですが、良馬場向きのタイプだったのかもしれません。
この桜花賞は重い馬場で、出走したどの子(皆3歳牝馬)にとっても過酷でした。しかし、この経験もいつか必ず糧になるはず。
この時期の3歳牝馬は、人間年齢に換算したら大体15歳ぐらいの少女なので、どうか皆さん疲れをしっかり取って、次を目指して…と願っています。
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そして
2020年4月18日 中競馬場11R
第22回中山グランドジャンプJ・GⅠ(4250m・芝)が行われます。
(スタート15時40分)
6枠6番オジュウチョウサン&石神深一騎手を応援しています。
障害レースの王様のお出ましですね。5連覇がかかっています。
しかし…うーん、中山(関東)が予報だと警報並みの大雨になりそうな感じで…あまり酷いと、障害を飛び越える時にとても心配です。特に着地の時とか。
実は、勝ちを期待というのもありますが、どうか無事に走ってほしい気持ちの方が強いです。真剣に!
いっそ、こんな危なそうな日は、馬や騎手たちの安全のためにも別の日にならないものかしら…。