巨大な蓄電する装置を作った人が勝ちと思うのである。
現在私達が使っている石油とは、大昔のプランクトンが空気中の二酸化炭素を固定することによって得られた炭素化合物のことである。
現在我々は大量の化石燃料を燃やしているが、それはいったいどこからきたのだろう。それは大昔の海中プランクトンが空気中の二酸化炭素を固定することによって蓄えられたたんぱく質などの炭素化合物に由来している。大昔、大気は二酸化炭素濃度が高く、陸上に生物が上がることができないほどだった。そこに登場したのが海中にいた植物性プランクトンで、大気中の二酸化炭素を固定し、たんぱく質等に合成した。それにより、大気中の二酸化炭素濃度は下がり、生物は陸上に進出できたのである。そして、ここに素晴らしい副産物が生成された。それは現在私達が使っている化石燃料、石油である。海中の植物性プランクトンはたんぱく質等の炭素化合物を保有しながら海底に堆積した。その上に、幾重の地層が重なり、たんぱく質等は程よく分解され、石油のもと、つまり原油になったのである。
大昔と逆の反応を行っている。
我々は、そうして蓄えられた炭素化合物を掘り起こし、燃やし、あるいは形をかえて消費している。燃やした炭素化合物は再び二酸化炭素や水等になって空気中に放出される。つまり、大昔と全く逆の反応をしていることになる。形をかえてと書いたのは、つまりプラスチックのことである。空気中に二酸化炭素を放出しているというのは問題だが、プラスチックという分解されない形で自然界に放出されている炭素化合物も大きな問題である。しかしここでは注目しない。
太陽からのエネルギーよりも地球から宇宙に放出されるのエネルギーが多くなっていることで地球温暖化が起こっている。
先ほどの大昔と逆の反応が起こっているというのは、昔は太陽から届くエネルギーの一部を二酸化炭素等から炭素化合物をつくるという方法で炭素化合物内に閉じ込めていた。つまり、太陽から届くエネルギーよりも地球から宇宙に放出するエネルギーのほうがその分少なかったというわけである。しかし、人間が誕生し、化石燃料を大量に燃やすことになったおかげで、現在は炭素化合物を二酸化炭素等に分解し、蓄積されていたエネルギーをたくさん放出してしまっている。つまり、現在は太陽から届くエネルギーよりも地球から宇宙空間に放出されるエネルギーのほうが多くなっている。それは地球温暖化が進んで当たり前なのである。
石炭も天然ガスについても同じである。
ちなみに、石炭も全く同じことが言える。石炭は大昔に地上の木々が大気中の二酸化炭素を光合成によって固定し炭素化合物として、そのまま蓄積して炭となったものである。我々はそれを掘り起こして燃やして二酸化炭素等に分解しているのである。また天然ガスとは原油のうちの炭素数が少ないもののことで、常温で気体となるようなもののことをいう。なので、やはり天然ガスも大昔のプランクトンが二酸化炭素を固定してつくった炭素化合物であることに違いはない。
われわれは化石燃料を構成する炭素化合物内の結合エネルギー、つまり化学エネルギーに依存して生きている。
では、エネルギーと言っているが、エネルギーはどこにあるのだろう。炭素化合物のなかの炭素や水素、酸素が結合している結合エネルギーつまり化学エネルギーがその源である。我々はその結合を解くことで、解き放たれるエネルギーを使い、今日の生活を維持している。つまり、それに依存しているのである。また今日消費しているエネルギーは、大昔の植物性プランクトンや植物からの贈り物ということができよう。
電気の発明と、蓄電の発明
ここまで化石燃料の話をしてきたが、我々はそれとは別に電気というエネルギーを発見した。それはごく最近のことで、何年か詳しくはないが、とにかく最近のことだ。そして、少し後にして、蓄電を発明した。これは非常に画期的なことだと私は思う。なぜなら、人類がエネルギーを貯めておく方法を見つけたということだからだ。
未来への贈り物をつくる。つまり、蓄電という方法で電気エネルギーを未来に貯めておく。
我々は大昔からの贈り物をたくさん消費することで現在の生活を維持している。そうなれば、現在我々がしなくてはならないことは、未来の人類のためにエネルギーを貯めておくことである。それは蓄電という方法だと私は思う。我々は電気というものを発見した。そして、熱や動きといったものから電気エネルギーへと変換する方法を発明した。我々がしなくてはならないことは、身の回りにある熱源や、動力源から少しでも発電し、電池に蓄電しておくことである。もちろんとてつもなく大きな電池を作ることも必要だろう。それが未来の人類のための贈り物、生きる保証となる。
自然界に電池のような場所はないのか?
これは筆者の勝手な妄想だが、蓄電池というのは以外にもシステムが単純である。2つのイオン化傾向の異なる金属と酸性の液体があればいいはずだ。これくらいなら、地球環境の中にそういう得意な場所があってもおかしくはない。そういう電池をためておく場所を地球環境の中に見つけることができたなら素晴らしいことだと思う。