保育園や公園で

子供と遊んでいると

他の親子が自然と

目に入ってくるのですが

 

子供に注意するときに

”危ない!”や”止めなさい!”

 

この言葉だけで

終わらせてしまっている場面に

多く遭遇します

 

 

確かに

危険なことをしていたり

誰かに危害を加えようとしていたら

それは止める必要があります

 

でも

その後に続く言葉が

欠けている気がするんです

 

 

例えば

子供が狭い室内で走り回っていて

大人であれば

誰かにぶつかって怪我をするから

怪我をさせてしまうから

物を壊してしまうからなど

理由を考えられます

 

しかし子供は

”危ないよ”

と言われても

 

なんで危ないのか

なぜ走ってはいけないのか

いつなら走ってもいいのか

どこなら走ってもいいのか

そもそも走るとは何か

 

大人が当然と思っていることは

子供にはまだ想像できません

 

それを

”わかるでしょ!”

では横暴すぎます

 

 

仕舞いには

言いたくないけど

"いい加減にしなさい!"

となっちゃって

親自身も自己嫌悪。。

 

 

大人であっても

新入社員なのに

いきなり教わってもいない

仕事を任せられて

全然できていないよ

明日までに修正してきて

 

などと

具体的な方向も示されずに

言われても

まあ無理な話です

 

 

僕ら医療業界には

専門用語がたくさんありますが

一般の方に対しては

なるべく簡単な言葉で

簡潔に説明するよう心がけます

 

 

自分が常識だと

思っていることでも

他人には専門的な知識であるケースは

多々あります

 

 

先日

マッサージをしていた際に

”腎臓の部分は避けてほしい”

と言われました

僕は腎臓の真後ろは避けて

腰を揉んでいたのですが

 

再度その方に

”腎臓の部分は避けてください”

と言われたんですね

 

 

僕は頭の中に

"?"が浮かんで

"いやいや腎臓は触れてないんだけどな"

と思ったわけなんですが

 

はたと気付いたんですね

僕は腎臓の位置を

わかっていますが

マッサージされているその方は

腎臓の正確な位置を

把握していなかったんです

 

それもそのはずで

医療人でさえ

腎臓の正確な位置を

体表からでは把握していない

人だっていっぱいいるんです

 

自分の常識を

相手にも勝手に当てはめていたなと

勉強させてもらった瞬間でした

 

 

 

当然の話ですが

専門知識があるから

その人が偉いわけではありません

 

相手との関係に

上下関係も

もちろんないんです

 

これは

親と子供の関係性でも同様で

そこに上下関係は

本来ないはずなんです

 

どうせ言ってもわからないだろうは

子供をいわゆる

"子供扱い"する行為で

そこには上下関係があります

 

大人が言語化を省くのは

子供にとっても

親自身の成長にとっても

すっごく勿体ないことです

 

1人の"人間"として

対等な存在として

教え・教えてもらう

 

子供に一方的に

上から目線で

教えるのは違うと思うんです

 

子供から

教わることもいーっぱいあります

むしろその方が多いんじゃないですかね?

 

親になった瞬間に

完璧になるひとなんていません

 

 

親もたくさん失敗して

失敗したら取り繕わずに

子供にごめんなさい

 

 

子供は親のそんな姿を

ちゃんとみてくれています

 

日々親子で成長ですね♪

 

 

ではでは〜