A型は几帳面
B型はマイペース
O型はおおらか
AB型は天才肌
日本人は礼儀正しい
アメリカ人は名誉を重んじる
イタリア人は情熱的
ドイツ人は哲学的
などなど
この人(達)は
こんな特徴があると
ある集団を
言葉の枠に当てはめることで
大まかにその特徴を
教えてくれます
これを
"ラベリング効果"
といって
ある人や事柄の
ごく一部を見ただけで
そのごく一部分が
表現されるような名称を与え
それがその人や事柄の
全てであると
決めつけることをいいます
あなたには
いくつラベルがあるでしょうか?
例えば僕の場合であれば
男性
30代
日本人
岩手県出身
大阪市在住
A型
うお座
次男
末っ子
二児のパパ
理学療法士
整体師
専門学校卒
国家資格所有
自営業者
ゲーム、漫画好き
このように並べられますが
いかがでしょう?
これだけの情報でも
皆さんの頭の中で
僕の人物像が
ぼんやりと浮かびませんか?
各々が持っている
◯◯は××だという
言葉へのイメージがあるため
ラベルがあることで
すごくイメージをつかみやすいんです
また
ポジティブなラベルであれば
自分のやる気にも繋がり
プラスになる
部分もあるかと思います
でも。。
イメージが先行してしまい
先入観や固定観念を
形成しやすいんですね
人物ありきではなく
ラベルありきの人物像
僕らリハビリでいうとこの
症例に患者さんを
当てはめにいっている状態ですね
芸能人のスキャンダルに対して
裏切られたと憤ったりしますが
自分が勝手に
その人にラベルを貼って
理想像を押し付けていたのであって
そのイメージ通りではなかったと
憤っているだけなんです
最近話題の
LGBTについても
初めは
LGBTの人達を理解しようと
こういった人達ですよって
理解するための材料だったものが
いつしか
LGBTってみんなこうだよねと
画一的に走ってしまっては
当初の多様性を理解するための
目的とは真逆になっている
気がするのです
全く見ず知らずの人の中に
放り出されたらやっぱり恐ろしいですよね
この国や地域の人は
どのような特徴があるのか
それを事前に知っていれば
恐ろしさは多少和らぎます
コミュニケーションの助けにもなります
ラベリングする行為は
自分が安心するためのものという
側面があります
反面
自分が一度安心してしまったら
相手の理解を止めてしまう
可能性があるんじゃないかなと
思うんです
また
心にもホメオスタシスはありますから
毎日顔を合わせる人が
毎日違った考えでは
都合が悪いのです
なので
この人はこういった人と
括っていた方が
毎日を波風立てることなく
過ごせるのです
一度ラベルを貼られると
そのイメージを覆して
正当に評価されることは
とても困難になります
それは
自分自身にも言え
ラベリングは
自己イメージにも
強烈に影響を与えているんです
私って◯◯だから。。。
言葉が自分自身の可能性を
強烈に縛り付けてしまうんです
これはとっても勿体無いです
結局のところ
他人であっても
自分であっても
先入観なく
一人の"ひと"としてみる
これに尽きるんだと思うんです
その瞬間瞬間でちゃんと接する
過去のことは
まず置いておいて
目の前の人に集中する
昨日話していた人が
次の日真逆のことを言っていることだってあるし
あなたがそれをしてもいいんです
ありのままを受け入れるって
そういうこと
ではでは~