今回は書籍紹介です。
"嫌われる勇気"
結構有名な本ですか、読んでない方は是非に。
この本はアドラー心理学を解説した本です。
世界はどこまでもシンプルであり、今この瞬間から幸せになれると説く哲学者と、その哲学者を言い負かしたい悩み多き青年との対話形式で書かれています。
具体例も多く、とっても読みやすいです。
アドラー心理学が良い悪いではなく、こんな考えもあるのね〜くらいで読んでもらえたら面白いと思います。
僕なりに興味を持った部分を要約してみましたので興味ある方は読んでみてください。
先ず第一に、アドラー心理学は"目的論"を語ります。
フロイトの精神分析学では、抑圧された無意識により顕在意識が影響を受けると考えます。"原因論"というやつです。
過去の経験に原因があり、現在なんらかの問題(結果)を招いていると考えるのです。
例えば、引きこもりの人がいたとします。
その人は幼い頃から両親から厳しく育てられ、兄弟と比較され、両親が望む大学にも入れず、結果引きこもりになってしまった。
凶悪犯罪が起きた時なんかは、このような論理展開はテレビなんかでよく見かけますよね。
ストーリーが分かりやすくて、第三者も納得しやすい。
しかし、アドラー心理学では、この原因論を否定します。
なぜなら、原因論が成立してしまうなら、先の例に挙げたように、過去に辛い体験をした=凶悪犯罪を犯す、が成立してしまうからです。
辛い体験をしていても、過去に囚われずに人生を真っ当に生きている人は沢山います。
何かそれをするに値する"目的"がある、とするのがアドラー心理学です。
家にいることを善(この場合は善悪ではなく、やるに値すると判断すること)としているから、引きこもっているわけです。
自分が傷付く可能性がある社会に出ることよりも、多少の不満はあっても平穏な家にいる。
もしくは、自分が引きこもっていることで家族が心配してくれる、特別扱いしてくれる。
などなど。
その行為に目的があるからしているわけです。
なので、アドラー心理学ではトラウマの存在も明確に否定します。
また、別の視点からもう一つ。
原因論では、〜だから〜できない、という理論が成立します。私は太っているから彼氏(彼女)が出来ない。これもアドラー心理学では太っていることを善としているから痩せないでいるという選択をしていると考えます。
もし痩せたのに誰も見向きもしてくれなかったら。。。
痩せてしまったら言い訳が効かなくなる。
この恐怖に打ち勝てないから太ったままでいる。つまり、〜だったら〜なのにという、可能性の世界に生きることができるからです。
本気出したら俺だって凄いんだぞってヤツですね。
うーん、き、厳しい(^^;;
これだけ聞いていると無茶苦茶厳しいことを言っているように見えますね。
トラウマを否定して、可能性の中に逃げることを否定する。
今のお前の状態は、全てお前が選んだ事だって言われているようです。
ここからが本題です!
ですが、このアドラー心理学、裏を返せば
"過去の如何なる経験があろうとも、この先をどう生きるかはあなたが選択していける"
ということなんです。
原因論では、変えられない過去にいつまでも囚われなければいけないわけですから、現在の自分も変えることはできません。
如何なる経験も、それ自体では成功の原因でも、失敗の原因でもない。
与えられたカード(経験)をどう使う(目的)のか。
アドラー心理学が"勇気の心理学"とも言われています。
どう生きるかはこれからのあなたの選択次第。
ではでは〜