どうも生理学オタクの理学療法士藤原翔です



今回は


塩と高血圧の関係性を


考えてみましょう


果たして塩が犯人なのか!?




塩の主成分は


塩化ナトリウム(NaCl)です


体内のナトリウム濃度が増えれば


身体は濃度を一定にしようとしますから


身体内部は水分を保持するように働きます



後は単純に喉が渇いて


摂取する水分量が増えて


高血圧になりやすいというのが


一般的に言われていることですね




血圧の長期的な変化は


身体の体液量が増減するか


血管の硬さが変化するかでしか


変えられない事



身体内部の体液量は


腎臓が調節していることは


前回お伝えしました



んで


腎臓では


主にナトリウム(Na)と

カリウム(K)の交換によって


体液量を調節しています


もっと言うと


ナトリウムを


どれだけ再吸収するかによって


決められています



再吸収が低下して



ナトリウムの排出量が増えるほど


生成される尿量も増えます




何でナトリウムを排出すると


水分も一緒に排出されるの?


と思われるかもしれませんね



これには


浸透圧というものが


関係しています



※浸透圧とは

半透膜、すなわち溶媒(小さな分子 )だけを透す膜で隔てられた2室に溶媒・溶質が同じで濃度の異なる2つの溶液があると、濃度の低い(溶質 分子の密度が相対的に低い)溶液から濃度の高い(溶質分子の密度が相対的に高い)溶液に移動する溶媒分子の数は逆向きのものより多くなる。これは、低濃度溶液中の溶媒分子の方が、高濃度溶液中の溶媒分子よりも、溶媒自身の密度が高く、拡散 の原理に従って、溶媒分子が[高]→[低]へと移動することによっている。結果として、溶媒は溶質濃度の高い溶液の方へ移動し、平衡 状態に達するまで続く。

wikipediaより



これだと訳分かんないですが


要は


ナトリウムが移動すると


それに伴って水分子も


一緒に移動します


ナトリウムが沢山移動するほど


それだけ移動する水分子の量も増えます






結果


ナトリウムの排出量が増えるほど
 

おしっこで出ていく水分も増えるというわけです



腎臓がしっかりと働いていれば


多少ナトリウムの摂取量が増えたとしても


きちんと排出するようにできていますから


血圧が上がることはありません



名古屋市立大学の青木教授は


ネズミを使った実験を行いました


すでに高血圧になっているネズミを


①通常の3分の1の低塩分食


②通常塩分食


③通常の10倍の高塩分食


④通常の10倍の高塩分食+塩分1%の飲み水


※①~③の飲み水は真水


に分けて30週間観察しました



結果は…


①~③のネズミの血圧には


変化がなく


④のネズミは血圧が上がり死んでしまったようです



ただし


このネズミの死因は


過剰な塩分摂取に伴う


腎不全が原因ではないかと結論付けられたようです


※”日本人には塩が足りない”より



人の寿命に換算すると


約40年もの間


毎日200g近くの塩分を摂取していたことになります



人の塩分の一日の平均摂取量は


10g前後ですから


とんでもない量の塩を摂取していたことになります


そりゃ死にますわ(^_^;)




余程の塩分を摂取しないと


高血圧にはなりませんし


その前に


腎臓が耐え切れなくなることでしょう


一日200gも食べれますか?


※毎日これ全部を食べる必要があります



さらに


腎臓は代償機能に


非常に優れており


正常機能の


20~30%に低下するまで


症状としては現れないようです


※ガイトン生理学より



塩単独で


腎不全を起こすことは


まず難しいと思いますよ



確かに


精製された塩化ナトリウムばかりでは


ナトリウム過剰となりやすいです


ただでさえミネラルバランスを


崩しやすい現代ですから



高血圧対策としてよりも



ミネラルを整えるためにも



本物の自然塩を摂りいれたいものですね





血管を硬くしてしまう原因としては


糖の過剰摂取や



油脂の摂り方が大きいと感じます


食後高血糖(グルコーススパイク)による


血管壁への攻撃や


AGEsやトランス脂肪酸


酸化された油脂や


オメガ6系の過剰摂取に伴う


血管壁の質的変化



これらが動脈硬化の真犯人です!



こういった身体の構造があり


血管がぼろぼろの状態では


血圧が高かろうが低かろうが


いずれは破れます


高血圧は


大した問題ではないんです



降圧剤だけ飲んでも


却って全身に血が廻らせることができません


特に


脳に血流が送られず


認知症の発症や進行を早める


原因にもなりますよ


実際


日本人の認知症数増加の


一因となっているのが降圧剤です




これからは


減塩ではなく



適塩を心がけましょう!



ではでは





【研修会案内】


【福島】12月11日(日)

『いまさら聞けない解剖学 ~下肢編~』

講師:町田志樹先生 (臨床福祉専門学校 理学療法士)

内容:詳細は福のしま研究会のHP よりご確認ください

主催:福のしま研究会

 

 

 

【Webセミナー】12月14日(水)

『アレルギー疾患の診方』
〜汗をかける身体の重要性〜

講師:及川文宏 

日時:平成28年12月14日(水)21:30~22:30 

詳細:こちら よりご覧ください

 

 

【福島】1月28・29日(土・日)

『東北セラピストミーティング』
〜セラピストの生き方は十人十色〜

スピーカー:東北各地の強者セラピスト達 

日時:2017年1月28・29日(土・日)
両日とも9:30~16:30 

詳細:こちら よりご覧ください

 

 

【大阪】2017年2月〜6月

『アレルギーセラピストコース Basic14in 大阪

講師:及川文宏

日時:2017年

2月4・5日

3月4・5日

4月1・2日

6月 4日

詳細:こちら よりご覧ください

 

 

 

【東京】2017年2月26日(日)

『顎関節から身体を診る』

講師:古泉貴章、及川文宏 

日時:2017年2月26日(日)10:00~16:00

内容:顎関節のスペシャリスト古泉先生とのコラボセミナー

詳細:こちら よりご覧ください