どうも生理学オタクの理学療法士藤原翔です



さて皆さん


突然ですが


寄生虫と聞いて何を思い浮かべますか?



僕の場合は


人の体に寄生して


徐々に体を蝕んで


最終的には


体が乗っ取られてしまうといった


イメージでした


映画やゲームの影響が強いのでしょうかね


現に


何かいい寄生虫の画像でもないかなーと

考えなしに検索したら後悔しました(-_-;)



ともかく


アレルギーを勉強するまで


寄生虫には


良いイメージはありませんでした


今回は


そんな寄生虫とアレルギーのお話です




免疫には


Tリンパ球が関与する細胞性免疫と


Bリンパ球が関与する液性免疫があり


その司令塔を司っているのが


ヘルパーT細胞なのですが


※詳しくは以前のブログを参照

http://ameblo.jp/orange-ca-21/entry-12140632097.html


司令塔である


ヘルパーT細胞には二種類あります


Tリンパ球を活性化させるTh1


Bリンパ球を活性化させるTh2です


この二つはバランスが非常に大切で


どちらかに偏ってしまっては


免疫系が正常に働かず


誤作動を起こしてしまいます



アレルギーの方はIgE抗体が


過剰に反応して免疫の誤作動を起こしているため


Th2が優位に働いている場合が多いです



アレルギー発症の考え方として


衛生仮説


というものがあります



赤ちゃんは


Th2優位で産まれてきます



関連画像

何故なら


母体にいる時に


母親の臓器と拒絶反応を起こさないために


Th1の活動は抑えられているのです



出生後


様々な細菌やウイルスに


曝されることで


免疫系、特にTh1が発達し


Th1とTh2のバランスが整っていきます



しかし


現代の私たちが生活する場は


衛生的となり


昔と比べて細菌の数も減少しました


関連画像

今では


鼻水を垂らしながら


外で遊んでいる子供なんて見かけないですよね


昔の子供は


常に免疫系が働いており


体温も高かったようです



衛生環境が改善したことは


乳児死亡率を大幅に下げましたが


その一方


感染機会の減少が


Th1の発達を阻害し


アレルギーという


新たな難題を抱える結果となってしまいました




さて


本題の寄生虫の話に移りましょう



戦前の日本では


人口の半数以上が


寄生虫を体内に


持っていました



寄生虫とは


その名の通り


生物に寄生しないと


生きていけません



ギョウチュウや回虫なんかは


ヒトの腸が住みやすい環境のようです



しかし


寄生虫はヒトの身体にとって


”異物”ですから


免疫が働いてしまえば


住む場所を追い出されてしまいますし


抗体が出来てしまっては


それ以降も


住み着くことが出来なくなってしまいます



なので寄生虫は


ヒトの身体に入ると


沢山の分泌物で身を隠そうとします


そして


その分泌物に対して


ヒトの身体はせっせと抗体を作り出しますが


その過程で作られたIgE抗体は


通常と異なり


不活性化されており


様々なアレルゲンに対しても


反応を示さなくなります



アレルギー反応は


IgE抗体を肥満細胞が覆い


肥満細胞が破れることで


炎症反応が引き起こされますが



この不活性化された


IgE抗体を覆っても


肥満細胞が破れることはないようです


かつては


寄生虫が


ヒトの免疫のバランスをとっていたのです


参考文献

「大人のアレルギー」は腸で治す 藤田紘一郎著



戦後


日本の野菜を食べた


アメリカ軍が


野菜に大量の寄生虫や細菌が


付着していることを知り


”不潔だ!”として


寄生虫の重要性を


知ってか知らずか


生活から排除する


方向へと変わっていきます



僕も


小学校くらいまでは


ギョウチュウの検査をしましたが

(今の小学校でもやるんですかね?)


現在の日本では


体内に寄生虫を


宿しているヒトは


ほとんどいません



かと言って


今から寄生虫を


身体に入れるのは


現実的では


ありませんね



ではどうするか



ここで再び登場するのが


腸内細菌です



腸内細菌は


寄生虫に代わって


ヒトの免疫のバランスを保っています

腸内細菌は


ここでも重要になってくるんですねぇ



次回は


清潔と細菌について


もう少し言及していこうかと思います



ではでは



※研修会のお知らせ

この度、アレルギーリハビリテーション協会主催の、アレルギーセラピスト養成コースが岩手でも開催される運びとなりました!

アレルギーを治療できるセラピストが増えていくといいですね

【岩手】6月19日(日)
アレルギーセラピストコース[プレセミナー]
~ホルモンバランスの整え方~
講師:及川文宏
日時:平成28年6月19日
10:00~16:00(9:30受付開始)
定員:12名
受講費:8,000円
(※当日までに本コースにお申し込みの方は、3,000円がキャッシュバックとなります)
内容:2016年7月から始まるPart1~3までの内容についてお伝えします。今回のプレセミナーでは、『ホルモンバランスを整え方』について、実技を中心にお伝えします。
この内容は、本コースには含まれない内容となっております。
会場:アイーナ(岩手県民情報交流センター) 研修室 814
申込:こちら よりお申し込みください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/270ca10a429621
主催:日本アレルギーリハビリテーション協会

アレルギーセラピストコースの全日程は、以下の通りとなります。
(全日程 Part①:7/23・24 Part②:8/27・28 Part③:9/24・25)
本コースのお申し込は、本コースの申し込みフォームよりお願いいたします。



【岩手】7月23・24日(土・日)
アレルギーセラピストコース[Part1]

講師:及川文宏
日時:平成28年7月23・24日
7月23日:13:30~16:30(13:10受付開始)
7月24日:10:00~16:00(9:40受付開始)
定員:8名
受講費:23,000円
(※全3回を受講の方は受講費が20,000円となります)
内容:
1.アレルギーはなぜ生じる?
2.自律神経のバランス
3.自律神経を変化させる要因
4.ストレスとアレルギー
5.アレルギーに対する8つの治療
1)骨の柔軟性の確立とアライメントの修正
2)血管の治療(血液循環を促す)
これらの内容を通して、アレルギーとはどんなもので、アレルギー疾患に対してセラピストにどのようなことができるのかをお伝えする導入部分です。
会場:アイーナ(岩手県民情報交流センター) 会議室807
申込:こちら よりお申し込みください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/6c793de2429627

※お申し込みの際、
コースの3回「全て受講」であるのか「Part1のみ受講」であるかの選択をお願いいたします。