花粉の舞う時季ですねぇ。

毎年春になると苦しい思いをする方が多いのではないでしょうか。



僕も数年前までは辛い症状に見舞われていました。

目は痒いわ、鼻づまりで息できないわ、口が渇くわ、下向けないわ、頭がボーッとするわで散々でした。

最近は自分の出来る範囲で生活を改善しているので、症状はほとんど気になりません。

花粉が飛んでいるのは何となく分かるので油断は出来ませんが…




という事で、


今回は


花粉症アレルギーのお話。


まずはざっくりとアレルギーの成り立ちを整理してきたいと思います。



アレルギーは、本来害のない花粉や食物に対して免疫が誤作動してしまい、種々の症状を引き起こしてしまうのはご存知の通り。

今では日本人の二人に一人は何らかのアレルギーを持っているといわれています。

凄い数ですね(^-^;



ヒトの免疫は”自然免疫”と”獲得免疫”に大別されます。



自然免疫とは、生物が本来持っている免疫の事で、生物の種類によって反応する異物が異なります。

例えば、ヒトはポリオや麻疹には罹りますが、ブタには罹りません。

逆に、ヒトはブタコレラには罹りません。


担当するのは好中球マクロファージナチュラルキラー(NK)細胞などで、入ってきた異物を見境なく攻撃します。



獲得免疫は、出生後様々な細菌やウイルスに晒されることで、徐々に獲得されていく免疫です。

こちらは攻撃対象を見分ける力があり、Bリンパ球Tリンパ球が担当します。



Bリンパ球はアレルゲンに対して特異的に反応する抗体を産生します。


T細胞には二種類あり、免疫系の司令塔となるヘルパーT細胞と、直接の攻撃部隊であるキラ―T細胞があります。




生体に異物が入ると、好中球、マクロファージが最近を食べ、その情報がヘルパーT細胞に伝えられます。

ヘルパーT細胞はその情報を元に、キラ―T細胞に攻撃命令が下されます。

そして、B細胞には抗体産生を促すよう指令が出されます。


これらの自然免疫と獲得免疫が共同して働き、生体の恒常性を保っているのです。



僕のイメージでは、ヒトの身体の中を、無差別に排除する防御ロボット(好中球、マクロファージ、NK細胞)が巡回していて、そこで排除しきれない侵入者を、その背後に控えている司令官(ヘルパーT細胞)が殲滅部隊(キラ―T細胞)を送り込み、爆弾や刃物などの敵に有効な武器(抗体)を作らせるといった感じでしょうか。


多少語弊はありますが、大体あっているかと思います。



アレルギーは、抗体の中でもIgE抗体が関与しています。


IgE抗体とアレルゲンが結合するだけでは症状は起きませんが、これが肥満細胞という免疫細胞の一種とくっつく事で問題が生じます。

肥満細胞の中には、炎症を引き起こすプロスタグランジンやヒスタミンといった物質が詰まっており、IgE抗体と肥満細胞が結合することで、肥満細胞が破裂してしまい、そこで炎症反応が開始されて、アレルギー反応が生じます。


目で起きれば痒みや赤み、鼻では鼻水や鼻づまり、気管では咳や呼吸困難といった具合です。




今回は初回なのでかなり大雑把な内容となっています。

一つ一つ丁寧に書いたら膨大な量になってしまうので(^^;)


次回は、どうしてアレルギーを持つ人が増えてしまったのか、IgE抗体が誤作動を起こしてしまっているのかを解説していきたいと思います。


ではでは