【ストーリー】
舞台はアメリカ南部の田舎町。トラック運転手相手の娼婦や男娼たちが住むこの町に、母の愛情に飢えた12歳の少年がいた。少年は娼婦である母の真似をして女装をはじめる。その美しさはたちまち噂となり、やがてナンバー1の売春宿で働くことに。母の名“サラ”と名乗った偽りの少女は、早く一人前になりたいと焦るあまり、安息の地を離れ、禁じられた場所へと足を踏み入れてしまう。聖獣ジャカロープ、きらびやかな衣装、不思議な魔力を持つ娼婦たち...。奇妙で危険なおとぎの国に迷い込んだ“サラ”を待つ運命とは―。自分を忌み嫌う母への愛憎、純粋さと残酷性を持った少年の微妙な心の揺れ動きを繊細に描いた、自伝的青春小説。
(グーグルブックスより)
この本、自伝ということで売ってたらしいですが本当のところはフィクションで、作者のJ.T.リロイも存在しません。このことで当時騒ぎになったらしいけど、このたび私は「美少年が男娼やってる話が読みたい」という不純な動機で購入!面白ければいい。
以下ネタバレ注意です
実際読んでみると少年要素は少なく、男の娘でした!!
この物語の「ぼく」つまりリロイのお母さんが娼婦で、真似して女装して娼婦を始めるんですね・・・この世界しか知らないリロイはなんの疑問も持たずにトップのリザード(娼婦)を目指そうとする。純粋というかなんといか・・・
直接的なエロ表現はないけど、雰囲気は伝わります
リロイは男の格好で働きたかったのか、「男の格好でかまわないよ。やり方はわかってるし」と言うけど、「客が男の子に求める行為は、女装した子に求める行為とぜんぜん違うんだ」と雇い主に言われてしまいます。
この会話の前に書かれたエピソードからすると、男の子の格好だと殴る蹴るの暴力になっちゃうのかな・・・?こうして男の娘で働くことに。
ナンバー1の売春宿はいわゆるホワイトな所で、新人のリロイの仕事相手は素性が知れていてどういう行為を求めているのか分かってる人ばかり。sexの本番までさせてくれないってことね。でも早く一人前の娼婦になりたいリロイは本物のリザードがやってるみたいに“運転席を揺らしたい”ワケですよ。おいこら12歳。
そうしてブラック(?)な売春宿の方に自ら行ってしまう。
そこでの話が自伝っていうには・・・不思議な世界。フィクションって言われるほうが納得。そこではずっと男であることを隠して、女の子として過ごします。
リロイを女の子だと信じ切ったロリコンおやじに絡まれるシーンがあるんですが、その「何もあんたの中に入れたりしない。ただ抱きしめて、みていたいだけなんだ。それだけだ。それだけだから」「五分!五分でいいから!」っていうおやじの台詞に共感できてしまう自分がいた。
(もし私の目の前にどストライクの美少年がいたら、お願い抱きしめさせてください!!!てなるわ。尊いから、最初はただ抱きしめたい、見ていたいって思うだろうな。。)
その後、結局5分で済むわけがなく、リロイが眠ってる間に脱がされちゃうわけですが、おパンツ脱がせたところでやっと、男の子だと気付く!!!
「もうひとつの穴はどこへやった?」
笑いましたwwww笑うシーンじゃなかったかもしれないけど、笑ったwwwww男だとばれてからは態度が一変してしまい、リロイピンチになるんだけど、おやじもちょっと可哀想と思ったのはここだけの秘密で。
この後のリロイの転落人生、唯一の武器である美貌まで失うことになるからツライ。
主人公は終始母親の事を考えています。自分のことを気にかけてくれない母親でも、子どもにとっては唯一の母親だし、自分を見てほしい一心だったんだね。
わざと母親が怒ることをして鞭で打たれて喜ぶとか、どんな視線であれぼくを見てっていうのが切実で切ない。
この本もう出版社にも在庫がないそうです。なので手に入れるには中古で買うしかないみたい。私も中古で買いました。もう増刷されない本をお持ちの皆様、その本手放すときは捨てないで、売ってくださいね。
