医者、看護師、凡人

オギャコさんが

『この中にお医者様か看護師さんはいらっしゃいませんか？』の場面に出くわしたって記事を書いていらっしゃいました

こういう時(こういう場面になったことはありませんが)、

私はきっと『頼む、誰か居てくれ❗』

と思うと同時に

『くそぅ、何で私は医者或いは看護師じゃないんだ』と悔いると思うんです。

だって『この中に事務員さんはいらっしゃいませんかー⁉️』って絶対ないでしょ

医者、看護師になりたいと思った事はありませんが、今もし若ければ看護師を目指していたかもしれません

なりたいと思わなかったけど、興味がなかったわけではありません

ただ、血がこわいんです。

さてさて。医者、看護師の話ではありませんが、

私が初めて他人の安否を強く意識した出来事について書きたいと思います

私が幼少期の事でございます。

我が家はキャンプで一泊した帰り道、景色の綺麗なところに駐車し、写真を撮ったりして楽しんでいました。

すると周りがザワザワしはじめたのです。

よくよく見ると、妊婦さんが倒れこんでいるではありませんか(意識はある)

そして破水している(当時は濡れているとしか思わなかったけど、子供を生んだ今ならわかる、あれは破水です)そして出血もしている

寒空の下、周りの人達もどうすればいいのかオロオロだったのを覚えています。

多分妊婦さんはお母様と一緒だったと思います。

その時

うちの父が車から毛布を2～3枚取り出し

母に渡すと、

母は妊婦さんの肩と体に掛けました

妊婦さんのお母様らしき方は、

汚してしまってすみません、すみません、ありがとうございます…と何度も言っていました。

しばらくして救急車が到着し、妊婦さんは運ばれて行きました。うちの毛布と共に…

私はしばらく母に『あの人どうしたの⁉️どうなったの⁉️毛布は⁉️』と何度も聞いていました。

(毛布の行方も気になっていた私って一体…)

母からの返事は

『きっと大丈夫☆毛布はあげたの』

だけでしたが

あの時の妊婦さん、無事だったかな？

どうか元気な赤ちゃんを生んでいますように

もう30年くらい前の事ですねー

父と母の『今自分に出来ること』を即行動に移した姿、かっこよかったです

人の命を救う第一線に居なくても

少しの勇気と行動で

救える命もあると思います

あ、そんな父とは絶賛ケンカ中です

そろそろ会いにいこうかな