【監督】片桐崇
【原作】遠藤達哉
【制作国】日本
【上映時間】110分
【配給】東宝
【出演】江口拓也(ロイド・フォージャー)
種崎敦美(アーニャ・フォージャー)
早見沙織(ヨル・フォージャー)
【公式サイト】
Netflixでテレビ版を観ていたので、その流れで劇場版も観に行きました。そんなに期待していた訳ではありませんでしたが、やはりその予想通りな感じでした💦というのも、ストーリー的にテレビ版のパターンと大した変化がなく、劇場版だからといって特別に大きなインパクトが感じられなかったからです。ドラえもんにしてもクレヨンしんちゃんにしても、映画版はテレビ版と違って特別なストーリーを見せてくれるのだから、本作もそうした方向で創って欲しかったなと思うところです。また、時間の関係でIMAXで観ましたが、それこそ宝の持ち腐れでした。
そう言えばエンディングテーマは、「SOULSOUP」と言う曲でした。テレビ版のテーマ同様、Official髭男dismが唄っていましたが、歌詞にちょっと気になるところがありました。聞き間違えだといけないので帰宅後ネットで確認したら、やはり「役不足」と言う言葉を誤用しているっぽい感じです。該当する部分の歌詞を抜粋すると、
『息を吸った時に感じた
外野の香ばしさと
銀色の匙に映り込んだ
歪にこちらを睨む顔
「あんたじゃ役不足だ」と
主張しているみたいだ
余計な五感は塞いだ』
外野の香ばしさと
銀色の匙に映り込んだ
歪にこちらを睨む顔
「あんたじゃ役不足だ」と
主張しているみたいだ
余計な五感は塞いだ』
「役不足」を辞書で調べると以下の通りになっており、「(俳優の)実力>役の重さ」という関係になっている訳ですが、この歌詞だと逆に「(俳優の)実力<役の重さ」というように受け取れるので、「役不足」の典型的な誤用ではないかと思ったところです。まあ天下の東宝が配給する映画のエンディングテーマであり、いろんな人のチェックを受けているでしょうから、きっと何らかの合理的解釈があるものと思われますので、是非公式見解を聞いてみたいものです。
やく‐ぶそく【役不足】
[名・形動]
1 俳優などが割り当てられた役に不満を抱くこと。
2 力量に比べて、役目が不相応に軽いこと。また、そのさま。「そのポストでは—な(の)感がある」
[名・形動]
1 俳優などが割り当てられた役に不満を抱くこと。
2 力量に比べて、役目が不相応に軽いこと。また、そのさま。「そのポストでは—な(の)感がある」
(出展:デジタル大辞泉(小学館))
そんな訳で、テレビ版の域を全然脱していなかった本作の評価は、★3とします。
総合評価:★★
詳細評価: