

私が宗教に興味を持ったのはいつ頃だったかと言えば、20歳になったばかりのころだったでしょうか?
今が51歳ですので、もう30年も前になります。
それまでも、神や仏といった、人間の力や認識を超えた、何らかの大きな存在を信じてはいましたし、霊とか死後の世界というのも、「あるんだろうな。」と思っておりました。
ただ当時は、大阪市内で病院務めをしながら、定時制の看護学校に通う日々でしたので、とても忙しかったし、神仏と言っても、どこか他人事でありました。
そして当時の私は、鼻っ柱が強く、「自分の成した努力以上、幸せになろうと思うのは欲」と思っているところがあったように思います。
しかし今から思えば、ある日の通学中の電車の中で、暇つぶしと気分転換に読んだ世界情勢に関する本が、私の宗教観を変えたと思うのですね。
書籍名とか著者は忘れてしまいましたが、とても内容はよく覚えています。
それは、「今の世界の戦争は、宗教が原因で起こっている」と言う内容で、それについて、事細かに説明しておりました。
私は、「こういう大事なことは、学校で教えてもらわないと困る!」と、電車の中で憤慨したのを、鮮明に覚えています。

私の母校の近くにある、大阪正心館
私は当時まで、戦争というものは、国家同士の欲と欲とがぶつかり合って起こるものと思っていたのですが、その原因が宗教ということに、愕然としたのです。
「まさか、信じてる神様が違うからって、戦争することはないじゃぁないか!」と。
ですが不思議と、「だから宗教が嫌なんだ」とは思えませんでした。
むしろ、「御自身のために、自分を信じている者同士が殺しあう現状、神仏は、どのようなお辛い気持ちだろうか」と、神仏のお気持ちを察すると、いたたまれない気持ちになったのです。
昨年春に公開された映画「天使にアイムファインで、金子昇さん演じる青年が、電車の中で急に天上界に引き上げられるシーンがありましたけど、私、こういう体験、しているかも知れないですね。(笑)

日本には多くの宗教があり、事実上、世界中の宗教を知ることができます。
また、現代日本においては、宗教を色眼鏡で見ることはあっても、宗教が違うからと言って、「殺したい」と思えるほどの憎しみを覚えることはできないと思います。
その後歴史を学んで、日本はずっと昔からそうであったのですが、それはまたの機会に譲るとして、日本的感覚ならば、宗教が違うからと言って、相手を即「悪魔だ」とは認識できないのです。
宗教の違いによる戦争は、神様仏様の視点から見れば、兄弟でいがみ合うとか喧嘩するというレベルではなく、兄弟で親(神)を巡って殺しあうようなものですよね。
神が愛であり慈悲であるならば、もう胸が張り裂けんばかりの、お苦しみなのではないかと。少
なくとも、私はそう考えたのです。

その後、5年ほど本という本を読みあさり、法縁を得てたどり着いたのが太陽の法でした。
これは今で言うなら、幸福の科学総論と言うべき経典で、「神とは何か」「生命とは何か」「人生とは何か」等々、あらゆる疑問への回答がありました。
当然、諸宗教の始まりも、極めて体系だった論説があり、私は、「これを知れば、もう宗教戦争はできなくなる」「大川隆法幸福の科学総裁が、仏陀であり救世主」と確信するにあたり、現代にいたるわけです。
1月9日(月・祝)には、「未来への扉」という演題で、今年最初の講演会があり、「年初の発言が、その年の最後には、常識になる。」と言われる大川隆法総裁が、今年もまた気になる一言が。
2月11日には大分別府で講演会があり、とても楽しみですし、多くの方に拝聴していただければと願います。
大川隆法総裁は、三法印を語る仏陀であり、世界を救える救世主だからです。
大川隆法総裁は、説法数2500回以上、出版した経典2100冊以上と、八万四千の法門と言われる釈尊仏陀さながらですが、毎年、「〇〇の法」という名で、その年の重要経典を掲げます。
今年のそれは「伝道の法」
伝道の法は、宗教of宗教というか、心のひだに染みるというか、神の慈悲を感じるというか、恐らく、日を追って全国に奇跡続出となるのではないかと思う内容です。
神の子人間は、神と同じく、創造性を持つので、神の子に真に目覚めたとき、様々なことが起こり始めるのです。
本日は、その「伝道の法」の前書きをご紹介します。
それでは、またのお越しを。