東京都知事選に出馬した、幸福実現党 七海ひろこ (左)
31歳、幸福実現党七海ひろこの、生意気な挑戦は終わりました。
28809票。う~ん、如何ともし難しですなぁ。
元来、「街宣では票は取れない」と言われます。
比率で言えば、直接聞ける聴衆の数が圧倒的に少ないからです。
東京のような、日中は都民でない方が多数を占める大都市ではなおさらでしょう。
また、今回初めて動画などネット情報を多用しての戦いでしたが、ネット等も、これまた直接的な得票には、現在のところ直接つながらないと思います。
というのもネット等の情報は、拡散能力には優れていても、「見たくなければ見なくて済む」からです。
これはテレビも同様なのですが、今回のように、民法全局が主要三候補のみの報道では、チャンネルを変えても同じ情報なので、どうしようもありませんわなぁ。
私も一人のブロガーとして、奇兵隊の心境ではせ参じたのですが、多勢に無勢の感は否めませんでした。
ですからまぁ、報道の97~98%が主要三候補で、残り2~3%を他の候補者が分け合う、今回の報道姿勢というのは、どうみてもオカシイ。
しかし得票を見てみるならば、主要三候補の総得票数は約600万票で、残りがざっと70万票です。
3%しか報道されなかった、3候補以外の18人の候補者が約10%得票しています。
報道数と一票の格差から言えば、18人で3%以下の得票でもおかしくないわけで、もしも、民法各社が談合状態で報道規制をしなければ、選挙の動向はどうなっていたかは、神のみぞ知るということになろうかと思います。
先の参院選で、幸福実現党の釈量子党首が、たった1回、地方の夕方のテレビニュースで演説が流れた岩手県では、5万票の得票を得ておりますので、もしも、公職選挙法ならびに放送法の原則に則った報道がなされていれば、あるいは得票は10倍、場合によっては100倍近い差になっていた可能性があると思います。
となれば、2位で落選した自民党の益田氏が、これほど得票できていたか。
こう言えば失礼かもしれませんが、ひょっとしたら、益田氏の政策から言えば、益田氏が泡沫候補と呼ばれていた方々並みの得票だった可能性が、極めて高いのではないでしょうか。
ともあれ東京都民は、多くの富を失ったと思います。
数兆円以上、都民は富を得損ねたと判断するべきです。
選挙とは元来、政策を競うものであり、東京都民の選択は、民主主義の原則から言えば、「減税も規制緩和も、新産業の創出も交通革命も不必要」という結論を出したことになってしまうのです。
つまり、逆から言えば、「増税OK、規制は強化するべきで、新たな産業は制限し、交通が不便になっても構わない」という結論を出したということになるんです。これで良かったのでしょうか。
「そんなこと言われても、知らなかったからしょうがない」では済まないのが民主主義の怖いところなんです。首長の任期中は、当事者が辞めない限り、この決断に耐えなければなりません。
「そんなこと言われても、知らなかったからしょうがない」と言わせないために、マスメディアを始めとする幾多の言論機関には、言論の自由、報道の自由があるのです。
それが、民主主義社会なのです。
七海ひろこの所属する幸福実現党が、今回の都知事選において、当初から明確な戦略を描き、戦術を練りこんでいたとは思えません。
もしそうならば、直前まで行われていた参院選で、七海ひろこは比例区ではなく、東京地方区で出馬していたはずです。
また七海ひろこは幸福実現党でも人気者でしたが、国際局や財務や広報関係に携わっており、直接支援者と触れ合うことの少ない部門担当責任者でしたので、ネット戦略上も、取り掛かりが遅かったとは思えます。
と申しますのも、都知事選が始まった直後、七海ひろこに関する情報が、あまりにも少なかったからです。
僭越ながら、拙ブログにおいて、以前に支部でお会いした七海ひろこに関する記事がありましたので、当初、このブログのアクセスが跳ね上がりました。
七海ひろこの情報に全国の支援者が飢えていたのですが、ここしか七海情報がなかったのだと思うんですね。
これは、動画などのネット戦を繰り広げるには、かなり時間ロスを招いたかと。
拡散者は、選挙をしながら、情報を探し当てなければならないわけです。
選挙後半になって、必要な七海情報が、現場に手に入るようになった感があるんじゃないでしょうかね。
しかしそのように、幸福の科学の信者の中でも、ミステリアスな存在であった七海ひろこですが、今Yahooで検索すると、な・・・なんと、777000万の検索数になります。
つまり最低でも、77万7千の数の記事があるということで、いまや七海ひろこを知る人は、全国に77万7千人以上いるということですね。
こうなたったらやはり、昨年秋に高知に来た際に、「早く、オフィシャルサイトを開設しなはれ」と言うべきだった。
しかし、大きな爪あとは残しました。
政策による選挙、そして、頑なな報道にも、最後は風穴をこじ開けました。
七海ひろこ
さんは、どうか酷使なさったお体を御慈愛いただき、また新たなる、生意気な挑戦に挑んでいただきたいです。
小池さんが東京都知事に当選なさったので、東京10区の議席が空きましたので、おそらく補選があるでしょうから、もうこうなったら、10区衆院選に突入しなはれ。(笑)
それでも駄目なら、知事選が無投票だった高知県知事選にでも出てくだされ。(爆笑)
高知は長年、困窮に喘いでおりますので、七海さんのような福娘が知事になって辣腕を振るうには持って来いの場所ですきに。
しかし4年後は、小池さんは68歳、七海ひろこはまだ35歳です。
42.195㎞フルマラソン完走した経歴を持つ、強靭な体力を誇る七海ひろこですから、まだまだ時間は、あなたの味方です。
ガンバレ七海ひろこ!
そしてありがとう。
と~~~~~っても、楽しかったよ。(笑)
それでは、またのお越しを。