昨日、九州鹿児島の川内原発が再稼動しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150811/k10010186371000.html
原発反対派の方々のご心配は、良く理解しているつもりです。
しかし安全のためには、むしろ再稼動するべきと私は考えます。
私は、手術室に勤務する看護師です。
仕事の関係上、レントゲンを扱う放射線技師さんらと、よくお話しする機会があります。
手術でも、レントゲン撮影は度々行いますからね。
放射線技師さんらは、当然ながら、放射能にとてもお詳しいです。
彼らからお話を伺うと、今全国で原発が停止しておりますが、「それはとても危険だ。」ということです。
なぜならば、「原子炉を永遠に、冷却しないといけないから。」ということです。
ここからは、Aさんという、仲良しの放射線技師さんから伺った話です。
Aさん
「原発は、止めたからといって、安全ではないんですよ。」
アモ~レ
「えっ、どういうことですか?」
Aさん
「原発の燃料って、とても熱いし、火が付きにくいので、なかなか冷めないんですよ。」
「紙だと火が付きやすいけど、すぐ消えるでしょう?でも、バーベキューで使う木炭なんかは、燃材使わないと火が付かないけど、消すのも大変ですよね。」
「原発の燃料のウランって、最も火の付きにくい物質なので、一旦燃え始めると、なかなか冷えないんです。」
アモ~レ
「なるほど。で・・・、燃料が冷めないと、どうなるんですか?」
Aさん
「冷まさないと、核分裂が始まって、福島第1原発で起こった水素爆発、最悪はメルトダウンが起こります。」
アモ~レ
「それはいけない。じゃあ原発は、止めても冷やし続ける必要があるんですね。どれくらいで冷えるんですか?」
Aさん
「10年はかかりますね。100年かかるかも知れません。」
アモ~レ
「ひゃっ、100年ですか!」
Aさん
「それくらい見ておいた方がいいですね。その間に、冷却システムに異変があれば・・・。」
ばく
「水素爆発・・・そして・・・メルトダウンですか?」
Aさん
「そうなんです。」
アモ~レ
「では、どうすればいいんですか?」
Aさん
「釜(原子炉)の中で、燃料を燃やし尽くせば良いです。」
「ちゃんと燃やせば、数年で燃え尽きるし、そうしないと危なくて、何千度にもなって、放射能を出す燃料棒は取り出せませんよ。廃炉するのも大変ですしね。」
「厳密に管理している釜の中で、燃やし尽くして、それだけならもったいないから、ついでに発電すれば良いです。」
「その間に、次の大規模エネルギー対策とか、テロ対策とか、じっくり考えれば良いと思いますね。」
アモ~レ
「それってひょっとしてAさん、原発って、稼動している方が安全ということですか?」
Aさん
「簡単に言えば、そういうことになりますね。」
「原発は、止めてるから安全ではないんです。止めてても厳重な温度管理は、稼動時と同じく必要です。」
「数千度ですから、ガスコンロのように、止めたからもう終わりではないんですよ。」
「止めてると温度の管理期間が、数十年単位で長くなるだけなので、管理安全基準クリアなら、どんどん稼動するべきですよ。」
「何十年も冷やし続けるのは大変だし、現実問題として、管理するのはとても難しいと思いますね。」
「もしも石油が入って来なくなって、停電が頻発するようなら、あれ(原子炉)を年単位で管理し続けるのは、とても厳しいと思います。」
安全性を考えて、原発に反対している方も多いと思います。
しかし安全を考えるなら、むしろ「再稼動」なのです。
でなければ、孫子の代まで負担を強いることになりますし、燃料を早く燃やし尽くさなければとても危険です。
「厳重に管理されている原子炉の中で、今入っている燃料を、まずは燃やし尽くすべし!」
です。
それが現時点での、最も安全な取り組みで、現実的な選択なのです。
それではまたのお越しを。(^O^)/