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宗教ブログなのに、なぜだか自動車ブログ化している管理人、アモ~レです。(爆笑)


今取り組んでいるのはスバルですね。

ここは、ホントに、学びが多いのです。


どこに学びが多いかというと、リサーチ&マネジメントの面です。

その最大の題材こそ、日本車で世界に最も影響を与えたと言われる、スバル1000です。


(スバル1000)


スバル1000のことを、皆様ご存知だったでしょうか?

この車をご存知の方は、相当な通です。(笑)

女性は、ほとんどご存じないのではないでしょうか?


だからこそ、このスバル1000を学ぶことは、起業やビジネスでの成功、宗教においては伝道活動などにおいて、とても参考になることが多いのです。


なぜならば、スバル1000は発売当時、世界最高レベルの自動車商品だったからです。

それが、通・・・にしか知られていない事実にこそ、大いに学びがあるのですが、その話にまでは、本日もどうやら、たどり着けそうにありません。(笑)


スバル1000の特徴は、水冷FFだったことは、前回記事で述べました。

これは、空冷RRだった、当時の国民車、スバル360の真逆の車が、スバル1000でした。


つまり、国民車スバル360の、完全否定版こそ、スバル1000の大きな特徴なのです。

それが、RR車の危険性を、どこよりも早く察知したスバルの決断だったのです。


高性能RR車は、危険な乗り物なのです。

そういった物理的な条件の下、現代でもスポーツカーの第一線でい続けているポルシェには、敬意を払わずにはいられません。


しかしスバルは決断しました。

スバルの決断とは、


エンジンは、前にある方が良い。

なぜならば、エンジンの冷却が十分できるから。

エンジンの冷却が十分できるなら、いくらでも性能を上げることができる。


また、前輪駆動の方が、スピンの危険性がないので安全である。

なぜなら前輪駆動車(FF車)は、ハンドルを切った方向に、進もうとするから。

タイヤが接地力をなくせば、アンダーステアが出るが、速度を落とせば接地力は回復するのでアンダーステアは消え、ハンドルを切った方向に車体は進む。

FFでは、スピンすることはない。


つまりスバルの、RR車からFF車への、主力商品の大転換には、

安全性 というものがあったはずなのですね。


今スバル車は、日本国内よりも、むしろ海外で売れまくっています。

その理由は、世界一安全な自動車がスバルだから・・・というものなのです。


それは、スバル独特の、水平対向エンジンに由来があります。

一般的なエンジンは、エンジンピストンが直列に並んでいます。


(一般的な直列エンジン)


たくさんのピストンが必要な大型エンジンでは、直列に並べると長大になってしまい、エンジンルームに収まりませんので組み合わせます。

前から見て、V型に組み合わせたものを、V型エンジンと言います。


(V型エンジン)


そしてスバルや、フォルクスワーゲンビートルやポルシェなどが採用している、ピストンを向かい合わせて組み合わせる方式が、水平対向エンジン、通称ボクサーエンジンです。


(水平対向対向エンジン 通称ボクサー)


水平対向エンジンが、通称ボクサーエンジンと呼ばれるのは、ボクシングの選手同士が、パンチを打ち合っているように、ピストンが動くからです。



ボクサーエンジンの長所は、重心が低いことです。

エンジンというのは車体の中で、最も重いものです。

走り、曲がり、止まるという動作を連続的に行う自動車は、重心は低ければ低いほど有利です。


そして何より、エンジンの長さが短くコンパクトなので、エンジンの置き場所や置き方の自由度が増えます。

エンジンがコンパクトということは、大きな排気量のエンジンでも、エンジンルームを小さくでき、車体を大きくする必要がないということでもあります。


また、ボクサーエンジンは、振動が少ないです。

燃焼室の爆発によるピストンの動きを、対面のピストンの動きで打ち消しあうからです。

ピストン型のエンジンは、必ず振動があります。

その振動を振動によって打ち消すことができるのが、ボクサーエンジンなのです。


もちろん、

部品が多く、製造工程が難しいので価格が高い。

低回転では、力が出にくい。

排気が苦手で、高回転まで回りにくい。


など、多くの欠点もありますが、スバルは水平対向エンジンを作り続けました。


それは安全性からだと思います。

衝突時に、前方から見れば薄いボクサーエンジンは、ボディーの下方にもぐりこむからです。

(スバルインプレッサの衝突車画像) 



エンジンがボディーの下にもぐりこむことと、最終的にボディーから離れて落下することで、衝撃を分散させることができ、結果的にドライバーへの衝撃が、最も少ないのがスバル車なのです。


また、水平対向エンジンは全長が短いので、エンジンを車軸から見て立て向きに置いても、自動車自体の長さを抑えることができます。


エンジンを立てに置くことで実現できるのは、左右対称な車体をつくれることです。


(スバル車の、基本レイアウト)


実は今主流の、横置きFF車というのは、ボディーをはがせば、左右対称ではありません。


これは、大きな物理的な力を、常時受け続ける自動車にとって、とても大きなことなのですね。

左右対称でなければ、左右、の重量バランスのみならず、外力を受けるバランスも違ってくるからです。


スバル車というのは、顧客の平均的な使用年数が長いと思います。

スバルという会社が、小さな企業なので、再々新型車を出せない事情もあるとは思いますが、それはそれとして、スバル車は故障が少ないはずです。


なぜならば、ひとつは、振動が少ない水平対向エンジンだからです。

振動は、ねじなどの連結部品の、緩みやガタの原因となります。

また、左右対称のレイアウトは、ボディに無理が少ないです。


左右で重量バランスが違えば、受ける外力が左右で違い、左右で無理を受ける部分が違っているので、中長期的に見れば、ボクサーエンジン+左右対称レイアウトは、故障が少ないはずです。


近年、スバルレガシーで、世界ラリーを制したドライバー曰く。

「スバルは、いくら走っても疲れない。」

「なぜならば、完全に左右対称だから。」



また近年、縦置き水平対向エンジンを利用した、レガシーなどの高速4輪駆動車をメイン商品にしたのも、また、アイサイトと呼ばれる自動停止システムを、どこよりも先に開発し搭載したのも、変速操作のいらない、CTVという無段変速装置を、世界で始めて搭載したのも、スバルが安全性という分野に、特に着目しているからだと思います。


スバルが、走りにこだわるのも、早く走れることは安全だから・・・だとすれば納得がいきます。


もちろん早く走るとこは、危険な行為です。

しかし、早く走れることは、安全だから可能なのです。

早く走れないことは、危険なことなのです。


だからスバルは、RRを見切ったのです。


スバルは、多くを語りません。

スバルは、理系の侍だからです。(笑)


しかしその独自の理論は、少しずつ世界に浸透しており、世界の顧客の心を掴んでいるのです。


それでは、またのお越しをー。(^O^)/



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