全国のアミ～ゴの皆様、ようこそ大川隆法ネット後援会へ。（＾Ｏ＾）/
現代の日本文明は電気文明です。
イギリス型石炭文明、そして、アメリカ型石油文明を経て、世界の文明は電気文明へと移行する途中にあるのです。
世界で最も電化の進んだ日本は、電気文明の申し子と言えます。
それが世界に、少しずつ普及しつつあるのですね。
石炭文明の覇者がイギリスであったように、また、石油文明の覇者がアメリカであったように、日本が電気文明世界の覇者になれるか否かの瀬戸際が今！という時代です。
もちろん今後も、石油製品がなくなるわけではありません。
しかし、文明のウエイトとして、また近代文明に必要な、根源の動力基盤としての石油エネルギーは、その比率を少しずつ、小さくしていくことは間違いないと思います。
それは、エネルギーの応用力という点で、電気製品が最も優れているからです。
専門知識なしで、誰でも活用できるのが電気だからです。
石炭の蒸気機関は、大きな設備が必要です。
蒸気機関は、活用エネルギーが少ないので、大量に燃やす必要があるからです。
石油で動くエンジンなども、どうしても専門知識が必要です。
また、出力を小さくできないし、排気ガスが出るので、家屋内での実用性がありません。
これから世界は、オール電化世界に移行していくはずであり、その牽引役が日本なのです。
エネルギーから見た文明は、その根源のエネルギーを、いかに有効活用するかで決まります。
つまり、エネルギーのコストパフォーマンスです。
根源エネルギー資源を、大量に安く、無限に供給できるならば、それから生まれる富の総量が多くなります。
つまり、電気文明下であれば、いかに安く大量に、そして無限に発電し、それを市中に流せるかが、文明興隆と衰退を分けるの鍵になります。
石油文明の覇者アメリカは、石油産出国であるアラブ諸国との関係から発した原油価格の上昇で、文明力を落としてしまったのですね。
今後は石油輸入国中国の台頭もあり、石油価格の更なる上昇は避けられないはずです。
であるならば、新たな巨大石油消費国の中国や、インドの台頭と反比例する形で、アメリカの文明力は、今後急速に落ちていくだろうと推測します。
ということは、かつてアメリカ型石油文明の台頭で、イギリス型の石炭文明のままであった、旧東側諸国が没落していったように、アメリカ型の文明圏そのものが、今後は没落していくことを意味します。
エネルギー文明論は、株相場の当たり外れのような、短期間での結果を見ることはできません。
しかし、長い目で見て、文明力の差による国力の上がり下がりの予測が、外れることはありません。
石油産出量とういうのが、今後大きな飛躍を遂げる可能性があるならばまだしも、今後数年で、それがなされることはまずないです。
ということは要するに、今後世界は電気文明化するしか、大きな飛躍はないわけですね。
だとすれば、世界の文明の牽引車として、最も有力な位置にあるのは日本なわけです。
なぜならば、技術大国であり、資源小国である日本は、すべての製品を電化するだけの技術的な背景は、もうとっくの昔に整っているからです。
ですから今後、日本が電気文明下での世界における、申し子的存在で終わるか。
はたまた、イギリス～アメリカ～などのような、歴史的覇者になれるか否かは、ひとえに日本国民が選択する、電気エネルギー政策にかかっていると言い切れます。
つまり、これまで以上に大規模な発電インフラを構築し、電気の発電総量を上げ、電力コストを下げる方向で努力するか、もしくは、少ない電力供給で、国民が我慢する生活を選択するかで、今後の日本の国際的立場や、世界の文明の行き先が決まるということですね。
ということは、脱原発論議も良いけれども、文明の牽引役としての時代的責任がある国ならば、更なる大規模発電の方法論を構築しなければ、その責務は果たせないということです。
事実、２０１１年の東京計画停電で、世界の工場は機能停止したわけです。
東京からの、部品の調達ができなかったからです。
自動車製品などは、ハンドルひとつなくても出荷できません。
世界の工業製品の部品の、事実上１００%を製造している日本が、もし韓国のような電力不足による大規模停電になるようならば、世界ではその日製品を製造する、工場の生産ラインが止まるわけですよ。
世界では日本ほどの、生活レベルではありませんから、働き場所の製造ラインが止まることは、その国の国民にとっては死活問題なわけです。
つまり現代の日本は、世界に対して、大変大きな責任を背負っているということなんです。
日本人にとっては、単なる当たり前の日々としての、電気のある生活でしかないでしょうけれども、日本人の当たり前の生活が、世界を支えているんですよ。
ですから、日本の美意識である我慢強さを、安易な形で発揮してはいけないし、国家も日本人の我慢強さに頼っても、強要してもいけないんです。
次なる大規模発電の用意がないならば、とりあえず原発は再稼動させるべきです。
前回記事で述べた通り、原発は稼動しているときが最も安全だからです。
http://ameblo.jp/oramorre/page-2.html
そして電気文明の申し子である、日本国民が選択するべきは、安全性の高い、更なる大規模発電へのエネルギー政策へのシフトです。
その日本人の、世界に対する責任による選択が、日本を次世代の覇者へと導くはずです。
最終的に世界の覇者は、軍事力でもなく、政治力でもなく、経済力でも決まりません。
それは、根源エネルギーによる文明力で決まるのです。
文明は、その根源には必ず思想があります。
日本が電気文明の覇者になるということは、「日本人による、世界の幸福に対する責任という思想があった。」という証であり、もし現代日本人に、世界に対する責任を放棄する心があれば、世界の文明は、混沌へと向かうでありましょう。
文明論を、歴史的に見ればそうなります。
その、世界史的選択の時代が今！なのです。
それでは、またのお越しをー。（＾Ｏ＾）/
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