全国のアミ~ゴの皆様、ようこそ大川隆法ネット後援会へ。(^O^)/


消費の真理・・・というのは、管理人アモ~レの造語です。(笑)

消費者の心理・・・でも良かったのですが、心の動きだけでなく、真実というか、普遍性があると思われるので、せっかくブログという自由発言の場でございますので、思い切って大きな理念を掲げてみました。


消費の真理とは、人がものを買うなどの経済行動を起こす場合、必ず、


実用性 趣味性 予算 安全性 という4つの座標の、中心にあると判断したものを買う・・・というものです。


それ以外に、人がお金を出すことはない! という理屈ですね。


人の経済行動を、その4つの理念 実用性と趣味性と予算と安全性という機軸で、きわめて社会性の強い商品である、自動車の購入状況を見たときに、その地域の、本当の実情というものが見えてくるんです。


前回は、東京という大都会と田舎で比較しましたけれども、少し視野を広げて、国際的にそれぞれの国家を見てみると面白いと思うのです。 


全ヨーロッパというのは、少し範囲が広すぎるかも知れませんが、今気になるデーターとしてあるのが、ヨーロッパ社会での自動車販売台数の、半分以上、5~6割がディーゼルエンジン搭載車なんですね。


ディーゼルエンジンというのは、ガソリンエンジンより熱効率が良く、低回転でモリモリと力を発揮するエンジンです。

また燃費も良好で、値段の安い軽油を燃料とします。


欠点としては、超高圧縮比エンジンなので、振動が強く騒音が大きい。

また、頑丈な構造にする必要から、重く値段も高いんです。


エンジンパーツの何もかもが重いので、高回転まで回りませんから、最高出力は期待できません。

また、高圧縮比な関係上、排気ガス中の有毒物質、窒素酸化物(NOx)の排出が多くなり、また粉塵も多いなど、環境面ではガソリン車よりどうしても劣ってしまいます。


自動車に興味の薄い方に、なじみのある説明をすると、トラックやバスやダンプカーなどに積まれている、あの、ガラガラガラガラと音のするエンジンです。


ヨーロッパ社会で、自動車の二酸化炭素削減目標を掲げて後、急速にディーゼルエンジン搭載車が増えました。

これはまぁディーゼルの燃費の良さから、そういう低CO2のイメージがあるんですけれども、実際は、軽油の炭素含有量はガソリンの3倍くらいあります。


つまり、同じ量の燃料を燃やせば、軽油だとガソリンの、約3倍の二酸化炭素が出るわけです。

これは化学式から算出した単純な計算ですので、実際の排出量とは、若干異なるかも知れませんが、本当に二酸化炭素を減らそうとするならば、ディーゼル車でガソリン車の、3倍以上の燃費を稼ぎ出さなければならないはずなんですね。


いくら燃費性能が良いといわれるディーゼルでも、3倍の燃費性能は不可能です。


ですから、ヨーロッパ社会は二酸化炭素排出に厳しく、各メーカーに燃費の罰則規定を設けておりますが、これは低二酸化炭素排出産業を興すための、一種の国家戦略の一つだと僕は考えています。


ディーゼルエンジンの普及では、二酸化炭素削減にはつながらないからです。


ですからヨーロッパ人がディーゼルエンジン車を、ここ最近、盛んに購入するようになったのは、低CO2対策とか、そういった人類に対する大きな理念ではなく、ただ単純に、燃費と性能の面から購入していると思われるのです。


これが、消費の真理的な視点です。(笑)


とまぁ、そういう性格のディーゼルエンジンですけれども、そこから見える、真実のヨーロッパ社会とは何か。


ディーゼル車は値段がガソリン車より100万円弱ほど高いので、それで燃料代がペイできるくらい乗るとなったら、それこそ、トラックやバスやダンプカー並みに乗らないと、本当の意味で経済効果が出ないのですね。


そこから見える、ヨーロッパ社会というのは、そこに暮らす一般的な国民が、配達業者並みに、自動車に乗らざるを得ない実情があるはずです。


配達会社とか、運搬会社であれば、絶対にディーゼルエンジン搭載車を選択します。

なぜならば、業務として運転するならば、もはやディーゼルじゃないと、ランニングコストがかかりすぎるからです。


ディーゼルエンジン搭載車は、確かに性能も申し分ないし、燃費も良いです。

しかし、その燃費性能も、高速巡航時に優れているのであって、市街地走行などでは、ガソリン車とどっこいどっこいなんですね。


自動車での移動時間の短い日本社会では、街中なら電気で走ってくれるハイブリッドカーの方が、経済的利益が大きくなるんです。


ということは、ディーゼルを選択するヨーロッパ社会の人々は、自動車購入の際に、日本の配達業の会社役員のような、判断をせざるを得ない、社会構造の中に暮らしているということです。


そこから推測する真実のヨーロッパ像は、

極度に貧弱な、公共交通社会である・・・という結論に達します。


日本ですと、たとえば・・・、

アモ~レが暮らしているド田舎の町から、東京に上京するならば、飛行機国内線か、鉄道を乗り継いで、新幹線で赴きますね。

おそらく、全国のアミ~ゴの皆様も、同じようになさるのではないかと思います。


その方が、身体的経済的に負担が少なく、また何より確実に、そして早く到着できるからです。

裏を返せば、ヨーロッパに暮らす人たちは、このように、一般的な日本人が思い描いて行うような、行動パターンが取れないということです。


それは、鉄道や国内航空機などの値段が高いか、時間間隔が長いか、到着時間が遅いか、時刻どおりに運行しないか、もしくは何か危険なものがあるのか。

まぁいずれにしても、日本人的な想像が及ばない、公共交通における何らかの、明らかな欠陥があるに違いないのです。


最新ディーゼル車はかなり性能が良いので、乗ってみたい気はするのですが、まだ値段が相当高いので、二の足を踏む日本人も多いし、「ディーゼルで燃料代をペイしたろ!」と思う方は、相当運転が好きな方でないといけないです。(笑)

http://d2i6c6y1xqgf7t.cloudfront.net/media/testdrive/naxe_01.jpg

(マツダ アクセラXD)

http://www.4x4magazine.co.jp/special/2013/05/07/delica_9712.jpg

(三菱 デリカD5)


そう、日本的感覚ならば、まだ高性能なディーゼル車は、趣味性の領域なのです。

しかしヨーロッパ社会では、それは実用性商品・・・ということなんですね。


前回記事でご紹介したのは、アモ~レの暮らすド田舎での、まだ小さな日本の中の、一地方の中での話しですけれども、

http://ameblo.jp/oramorre/entry-11934195112.html

要するに彼らは、このアモ~レのド田舎を、国家規模にまで膨らませた地域に、暮らしているということですね。

はっきり言えば、ヨーロッパ全体が、アモ~レの暮らすド田舎状態だということです。(笑)


何らかの事情で、多くの国民がかなりの距離を、自動車で移動しなければならない、公共交通面での、大きな理由があるはずなのです。


自動車の6割が、ディーゼル車のヨーロッパ社会。

これは、国民総配達業者社会、もしくは運搬業者社会です。


国民の趣味性だけで、これほどの普及率にはならないはずです。

なぜならば、ディーゼル車は購入値が高いからです。


これが意味するものは、

ヨーロッパの国民は、人生のかなりの部分を、移動に使わされている・・・ということです。


これは長い目で見れば、国家が衰退することを意味します。

それだけ国民を日常的に、ただ移動のためだけに、人生を使わせているということです。

つまり、その分生産に使える時間=富を生む時間が減っている・・・ということですね。


ディーゼルの普及率が異常に高いヨーロッパ社会は、公共交通の面で、何らかの重要な欠陥があり、今後は国際社会の競争から、急速に落ちぶれて行くだろうと、アモ~レは予想いたします。


それでは、またのお越しをー。(^O^)/