全国のアミ~ゴの皆様、ようこそ大川隆法ネット後援会へ。(^O^)/


このアモ~レが管理人をするブログは、確かカテゴリーでは、宗教ブログになるはずなのに、ほとんど宗教に関する話題がありません。(爆笑)


すみません。

管理人は、悟っていないんです。(さらに爆笑)


ここ最近書きはじめた、日本車に関するカテゴリーですけれども、宗教ブログに属しておりながら、異常に多くのアクセスをいただいております。

感謝感激、雨あられでございます。m(_)m


僕は自動車大好き人間ですので、こういうことに関して、いくらでも記事が書けるんですけれども、ここ最近は、自動車と日本の政治に関する、どちらかというとお堅い話題でございました。

今日は仕事が忙しかったので、ちょっとへばっておりますし、「やっぱ、自動車の記事なら、スポーツカーでしょ!」という気分でもございます。


今日は、スカッと爽やかに、気分良く、僕の大好きなスポーツカーうんちくに、なるようがんばります。(^v^)


今日の話題は、日本のスポーツカーの代表選手である、日産フェアレディーZです。

以前記事にした、トヨタ2000GTとライバル視されることも多いのですが、フェアレディーZとトヨタ2000GTは、キャラクターコンセプトが全く違うと思いますね。


トヨタ2000GTが、当時の日本の技術を世界に示すことが、開発と販売の目的であるならば、フェアレディーZは、日本のスポーツカーを、できるだけ多くの人たちに味わってもらうことが、開発の目的だったと思います。

ですから両車は、ライバルではなく、別分野の商品だったと思うのですね。


お店で出す料理でたとえるならば、

2000GTが、「どれだけ美味しい料理が作れるか。」に挑戦した作品であって、

Zは、「美味しい料理を、いかにたくさんの方に、実際に食べていただけるか。」に、スポットが当たっていたと思うんですよ。


そのコンセプトは、両方必要だったと思うのです。


フェアレディーZの代表格と言えば、S30と呼ばれるこれですね。


グッドデザインです。

しかし、トヨタ2000GTのように、細部まで追い込んだような、仕上げにはなってはいません。



フェアレディーZは、238万円もしたトヨタ2000GTに比べ、最も安いモデルで84万円と格安でした。

最高級ハイパフォーマンスモデルのZ432は、182万円と、かなり高額ではありましたが。


フェアレディーZは、日本国内でも、当時はかなりのヒット作となったのですが、最も売れたのはアメリカ市場です。

アメリカでは、50万台以上が売れ、「アメリカで、最も売れたスポーツカー。」として、今でもこのS30型フェアレディーZは、自動車の歴史の中に君臨しているんですね。


なぜフェアレディーZは、そんなに売れたのでしょうか?

特にアメリカ国内で、なぜそれだけ、評価を受けたのでしょうか?


答えは簡単です。

デザインと、性能が良かったからです。

さらに価値観を加えるならば、価格が安くて、速くて、高品質だったからです。


言わば、このS30型フェアレディーZは、スポーツカーのカローラ、つまり、スポーツカーの基準車だったのです。


当時排気量2000ccクラスで、最強の自動車は、ポルシェ911です。


(ポルシェ911 通称ナロー)


ポルシェは自社製品が、公道最速であることに、常にこだわります。

カタログデーターには無頓着で、「実際に一般道を走れば、我々が一番速い。」ということが、彼らの真骨頂なんですね。

それは、かつてのスーパーカーブームの時でもそうでしたし、今でも同じ企業コンセプトです。


事実、フェアレディーZが登場したときも、その座には、ポルシェ911ナローがいたわけです。

カタログスペックでは、ポルシェ911の方が速かったし、実際に走らせても、911の方が速かったのです。


しかし、これには前提条件がありました。

それは・・・、運転者が、プロ級に運転技術がうまければ・・・という条件です。

プロ級の腕前を持つ同じ人が、ポルシェ911とフェアレディーZを運転すれば、圧倒的に911の方が速いのです。

しかし現実問題として、プロ級の運転技術を持つ人というのが、市中にどれだけいるでしょうか?(笑)


そうなんです。

一般ドライバーというのは、どこの国だって、そこそこの腕前の方が大半なわけですよ。(爆笑)


ポルシェ911は、重い6気筒エンジンを車体後方に積む、リアエンジン・リアドライブ(RR)という、今ではかなり特殊な車体構造を持ちます。

初期のポルシェ911は、普通のドライバーが速いスピードで扱えば、コーナーを曲がれないか、もしくはスピンしやすかったのですね。

またそのエンジンも、当時のポルシェは、か・な・り気難しく、速く走るためには、一定の回転数を維持する技術が必要でした。


一方の日産フェアレディーZは、重い6気筒エンジンは同じでしたが、車体前方で車体のほぼ中心に置く、フロントミッドシップという、現在では結構主流の、バランスが良くオーソドックスな形態でしたので、とても扱いやすかったのです。


エンジンも、一瞬のパワーはないけれども、どこからでも力の出るタイプで、しかも頑丈でした。

日本人は、つまらない故障を嫌う国民性ですから、タフなエンジンを作ります。


こういう前提条件のもとに、市中レベルでポルシェ911と、日産フェアレディーZの対決をシミュレーションすると、さあどうなるか・・・ですよ。


実はポルシェ911が、フェアレディーZに追い抜かれるシーンというのが、ふんだんに出てくるんですよ。(爆笑)


1969年のフェアレディーZは2000ccで125馬力。

一方、同年のポルシェ911は、2000ccで160馬力です。


そうです。

性能差は確かにあるのですが、絶対的なものではなく、性格は全く違うので、一般ユーザーレベルの運転スキルならば、フェアレディーの方が扱いやすくて、速く走れる事の方が多いのです。

実際に、ポルシェのほうが高性能なのに、フェアレディーZに負けるシーンというのが、全米で展開されたんですね。

ポルシェ911ナローの価格は、S30フェアレディーZの3倍です。


3倍の価格の自動車を抜き去ることができる、日本の美しきスポーツカーこそ、日産フェアレディーZの醍醐味であり、商品としての本質だったのです。


3倍の価格の車を、運と運転次第では、抜き去ることができる。

ここに、フェアレディーZが生み出した、新たな付加価値が生まれました。

そしてフェアレディーZは、スポーツカーの世界基準車となったのです。


2000ccクラスは、当時の日本なら最上級車です。

ですから当然ながら、自動車としてのクオリティーも、当時の最高クラスであったのも、フェアレディーZの商品価値を上げました。


(S30フェアレディZの内装) 


しかし、公道最速にこだわるポルシェも黙ってはいません。

その後911はエンジンの排気量を上げ、絶対的な性能と、コーナーリングの向上に努めました。

公道最速の座は、ポルシェの代名詞であり、絶対に譲れなかったのです。


もちろんフェアレディーZも、アメリカでは、排気量を2400ccに、最後は2800ccまで、エンジンの排気量を上げてきました。(笑)


美しいスタイルや、お手ごろ価格だけがフェアレディーの本質ではなく、基礎技術があるがゆえに、何倍もの価格差のある上級車を、実際に追い抜くことができることが、フェアレディーZの商品としての本質だと思います。


今もフェアレディーZは、現役で生産されていますが、僕には日産自動車に迷いを感じます。

ひょっとしたら、フェアレディーZの、日産側のコンセプト、お手ごろ価格の普及型スポーツカーとしてのフェアレディーZしか、見えていないのではないでしょうか?


(フェアレディーZ 通称Z34)


現在のZも、スタイルは一線級です。

お値段も、370万円~570万円と、まずまず、スポーツカーとしてはお手ごろです。

しかしエンジン出力は、336馬力しかありません。


336馬力あれば十分だろう・・・と思うかも知れません。

この価格で336馬力もあれば、お手ごろなんちゃってスポーツカーコンセプトならば、確かに十分でございす。

しかしこれでは、現代のポルシェ911ターボを追い抜けません!(笑)


日産には、GTRという商品があります。


(日産GTR 通称R35)


今のGTRのエンジンは560馬力です。

しかも、特殊な4輪駆動システムを持ちます。

このGTRのエンジンと、4輪駆動システムを、フェアレディーZの美しいボディーに、組み込むべきだと僕は思いますね。


さすれば、フェアレディーZの価格は1000万円を超えるでしょう。

しかしフェアレディーZは、ポルシェ911ターボを抜き去ることができます。

また、アストンマーチンだって、抜き去ることもできます。



(現行ポルシェ911)


(アストンマーチンV12ヴァンテージ)


今のポルシェ911ターボも、アストンマーチンV12ヴァンテージも、価格は3000万円クラスです。

再び、価格3倍の高額スポーツカーを、抜き去るキャパシティーを、日産はフェアレディーZに与えるべきです。

それが、本来のフェアレディーZの本質であり、市場の顧客が求めているものなのですから。


「きれいでかっこいいだけなら、500万円だって惜しい。」という人でも、

「3000万円の、ポルシェやアストンマーチンを追い抜けるなら、1000万円だって惜しくない!」

こういうニーズだって、結構あるわけですよ。(笑)


こうなれば、ポルシェやアストンマーチンは慌てだします。(笑)

GTRは、ガンダムチックな出で立ちなので、商品カテゴリーが違っていますから、彼らはそんなに脅威を感じないのです。


ともあれスポーツカーは、メーカーにとっては広告塔です。

またその国の代表選手です。


日本の美しき広告塔として、がんばれ、フェアレディーZ!

負けるな、フェアレディーZ!


そして日本に、元気を与えてください!


それでは、またのお越しをー!  (^O^)/