ようこそ、大川隆法ネット講演会へ。(^O^)/

さあ、映画ファイナルジャッジメント(FJ)のウンチク日記も、もう大詰めです。

この映画はメッセージ映画です。
ですから、そのメッセージをいかに伝えるか・・・が最も重要です。
いくら仕上げが良く、見た方が喜んだとしても、そのメッセージ性が伝わらなければ、失敗なんですね。

映画期間中は、ネット情報なんかでも、「映画のようなことは起こりませんから。」という記事も見ましたけど、それで良いのです。
それはそれで、メッセージ性は伝わり、受け取って下さっていますからね。

そういう映画なんです。
まぁ、それだけ、この国や世界を取り巻く状況が、あまりよろしくないからこそ、こういう手法を用いている・・・ということだと思います。

そこで、今回の日記のテーマであるエンドロールですけど、この映画のメッセージを、見事なまでに心に定着させる技能を使っています。
実に心憎い演出です。

「えっ、エンドロール・・・ですって?」
「何の映像なかったけど・・・???」

と、映画をご覧になった方なら、100人中100人がおっしゃるでしょうね。(笑)

映画本編だけを見て、エンドロールを見ない方も多いですから、
「予算をケチったのとチャうかぁ。」と思われても仕方のない、実に思い切った、勇気のある演出です。(笑)

そうなんです。
あの、何の映像もない、黒地に白文字だけのエンドロール。
これこそが、FJのメッセージ性を強く定着させる、極めて有効な手立てであり、秘密なんです。

それを今回は、観客目線で追ってみたいと思います。

さてFJの最終場面は、とても感動的なのですけど、ある意味で「えっ!」という終わり方をしますよね。
そしてスクリーンには、黒地に白文字のメッセージが画面に映ります。
その流れで、映画の主題化が流れ始めるんですね。

相変わらずスクリーンには、何の映像もありません。

普通は、映画の回想シーンとか、NG場面とかが流れます。
今までの幸福の科学映画でもそうでしたね。

しかし今回は、まったくそういう映像はないのです。
そして、製作総指揮者名、企画者名が白文字で写り、その後も淡々と、出演者などの名前が刻まれているだけです。

僕は、ビックリしてしまいましたね。

見ている観客側からするとこれは、どうすれば良いかわからなくなるところなんです。
今から思えば、それがミソだったんですよ。(笑)

流れている音楽は、「Love surpasses Hatred(愛は憎しみを超えて)」ですね。
この歌、実に良い歌です。
http://www.youtube.com/watch?v=258UDbi6kE8

70年代頃のアメリカンロック調で、40代より年配の方には懐かしく、それより年代の若い方には新鮮な、ヒットしそうな良い歌です。

何の楽しみもない映像のもと、そういう、感じの良い歌が流れたら、観客の皆様は、一体どういう反応をするでしょうか?

実は僕もそうでしたが、歌の歌詞が流れているテロップを、つい見てしまうんですよ。
そしてこの歌、英語の歌詞ですけど、日本語のテロップが流れています。

お客さんからしたら、「英語のテロップならば、口ずさめるのになぁ。」と、残念に思う方もいるでしょうね。
ごめんなさい。僕はそう思ってしまいました。(笑)

しかしここでは敢えて日本語訳の歌詞テロップです。
観客はこの時、この歌の歌詞を見ずにはいられない仕掛けとなっているんです。
なぜならスクリーンには、多くの観客にはあまり興味のない文字情報以外、何の映像も写っていませんのでね。(笑)

何の映像もない、黒地に白文字エンドロールの秘密は、この主題歌の歌詞を、観客に有効に見せる効果にある んです。

つまり、この歌の歌詞のメッセージが、それだけ重要・・・ということですね。

憎しみを愛に変えていこう。
それは大変なことだけど、それが神のファイナルジャッジメントなんだ。
我々人間は、救いの時代を、自ら作り出して行く力があるのだから。

覚えていないので、上記は歌詞の意味ですけど(笑)、とても良い内容の歌詞です。
しかも、かなりストレートな、宗教的メッセージであります。

アメリカンロックの歌詞は、そのほとんどがメッセージソングです。
言わば、アメリカの演歌ですね。(笑)

アメリカンロック調のこの主題歌は、メッセージ映画であるFJにぴったりです。
歌手の方も、メチャクチャ歌上手いしね。v(^^)

そして何より、英語の歌詞が曲に、これまたぴったり合っています。
名曲の部類に充分入る曲だと、多くの方が思ってしまうでしょう。

しかし、日本の一般の観客に、この歌の歌詞に秘められたメッセージを受け入れ、心に落とすことは、今回の映画主題歌のテロップをみただけでは、さすがに無理でしょう。

されど~ ♪♪ (笑)

この歌を聞き、テロップの歌詞を見た人なら、ほぼ確実に思うことがあるのです。
僕はそれには自信があります。
なぜなら、僕がそう思ったからです。(笑)

それは何か・・・それは・・・

「宗教って、カッコいいじゃん。」っていうことですよ。(爆笑)

そう思わせるだけの力が、この主題歌にはあるんです。
少なくとも、一般的な観客の多くは、つい、「この歌、カッコイイ。」と、思ってしまったに違いありません。

バリバリ宗教的な歌詞で、これだけカッコイイ曲ができる=宗教はカッコイイ

これですよ。これ。(笑)

良い意味で、日本人である観客の意表を突き、期待を裏切っているんです。
「オウムの歌とは、違うんだぜ。」ですがな。v(^^)

つまり、宗教はカッコいい!! という、イメージの種が、観客の心には撒かれたんです。

もちろん観客には、無意識に・・・ですけどね。
でも、反射的に人というのは、そういうことを考えるんです。

そしてね、実にもったいないような終わり方を、この曲はしてしまうんですね。
この曲、映画主題歌としては、異常なくらい時間が短いです。

観客の多くは、これまた、つい、

「え~、もう終わりかぁ。」
「もうちょっと、聞きたかったなぁ。」

と思ってしまう短さなんですね。

そして一瞬の間をおいて、今度は次の曲のイントロが流れ始めます。
そうです。
JUNさんの「振り向けば愛」ですね。

観客は、ほっとする瞬間です。
そして、
「ああ、まだあるのね。」
とまた、つい、思ってしまいます。

しかしそこで観客は、驚愕の事実に直面することになるのです。
そう、エンドロール効果は、これで終わったわけではないのです。(笑)

それではまたぁー。
次回が最後ですよー。(おそらく 笑)  (^O^)/