先生は医学博士ということもあって、医療の現場で実際にあったお話などガンガン解説してくださいます。
塾の現場にいると、時々勉強がまるで出来ないという生徒に出会うことがあります。
だから塾に来てるんだ、というお話はもっともなのですが、こういった生徒の場合、塾側の画一的な指導法だけでは対処しきれないことが大半かと感じています。
しかし、だからと言って手をこまねいてもいられず、あの手この手で指導にあたるわけです。
ですが、ほぼ経験がものをいう、では済まされません(と思っています)。
熱意や素晴らしいパーソナリティ、高い指導力があってももしかしたら厳しいです。
稀にうまくいくケースもありますが、それはたまたまだったかもしれません。
私自身、極端に勉強が苦手だという生徒に対して様々なアプローチをしそれなりの成果も出してきたつもりです。
いい結果が出てご家族と一緒に泣いたこともあります。
ですが、一瞬一瞬が勝負なところもあり、正直結局何が良かったのかを整理できていない部分もあります。(また、同時に上手くいったことに固執して周りが見えなくなることも恐れています。)
今現在、それがどういったものなのかをずっと模索している段階なのですが、学習障害について直接的に学べる機会があるのは非常に幸運だなと感じています。
いずれにせよこの授業で得たことが生徒理解の一助になればなと思っています。