こんばんは、シタールです。
先日『ブレードランナー2049』を観てきました。
前作の「ブレードランナー」も期間限定上映でおさらい。
観てないはずがないと思うのですが、未見だった?と思う位に覚えてなくてショック…。
好きなのに毎回途中で寝てしまう映画がありますが、そのうちのひとつかも。
あ、今回は全くネタバレはありません。
映画の前半で「レプリカントにソウルはない」というようなことを言った登場人物がいて、私はずっとずっとそのことばかり考えています。
多分あらすじにはあまり関わりない事だけど、物語の大きなテーマの1つではあると思います。
「ボディ、マインド、ソウル」が揃ってこそ健康という考え方が、西洋にはあります(WHO憲章はsoulではなくspilit)。
当時通っていたアロマテラピーのスクールでこれを聞いた時、とても衝撃的だったのを覚えています。
※英語のsoulと日本語の魂は少し違うと思うし、spilitに至っては日本語で言うスピリチュアルともまた違っていると思います。これについては長くなるので…また。
健康とか医療について語る時に、日本だと「心身ともに」と言いますね。ボディ&メンタルという感じ。
では魂は無視なのか?といえばそうではなくて、あって当然というような感覚が私にはあります。
私達は魂が肉体という乗物で旅をしている存在という言い方もありますね。
それなのに、魂がないと言われるなんて。
100年経ったら物や道具ですら魂や精霊が宿り、夜中に行進をするという文化(大好き!付喪神)で育っているせいかもしれません。
命あるもの=魂あるものと、私は疑っていませんでした。
たとえ人によって作られた身体であっても、レプリカントは感情があり、葛藤もするし愛を知っている。
それを「魂がない」「skin-job(人間もどき)」と公言して、自分達とは違うから重労働に従事させて良いと納得してしまえる人間。
ユダヤ教の伝承に、ゴーレムという主人に忠実な泥人形のお話があります。
そういえば、この作品でもレプリカントは当初「命令を聞くだけの存在」として造られたのでした。
レプリカントに与えられる仕事はとても辛い。
そして差別する側の人間も辛い日常を生きている。
現代と同じだなと思える所がいくつもありました。
この日は映画の後で、お知り合いの写真家の方の個展に行ってきました。
はからずもタイトルが「レプリカズ」。
後で気づいたけど、ストレートにシンクロ!
様々な衣装のお若い方達が、陳列されたお人形のように写っているシリーズが不思議で面白い。
無表情にポーズもなく、フィギュアのような様子の人たち。
それでも眺めていると「ソウル」が透けて見えます。
心や思いを持った存在だと感じられるのです。
レプリカントとレプリカ。
この日からsoulに関しての2つのイメージが、私の中でずっと点滅しています。
結論の出ないぼんやりした問いだけれど、今の私には見過ごせないことなのです。
『ブレードランナー2049』は噂通り、長かったです!
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が好きなので(『メッセージ』の監督です)、映像と音はとても美しくて楽しめました。
長いだけあって印象的なシーンがてんこ盛り。当日は情報が多すぎて、ぼんやりとしか捉えられずにいました。
翌日以降に小さなエピソードがじわじわと熟成してきている感じ。観る人によって、訴えかけてくる部分が違うかもしれませんね。
今回も少しセンチメンタルな愛の物語だと感じました。
折り紙とかピアノとか前作の記憶を呼び起こすようなシーンもありました。
印象に残ったのは犬!犬がいじらしい。
連れて帰りたい。うちで末永く暮らしてほしいと思いました。
それと仕事中に飲み過ぎの上司、本当に心配です。
相談する人がいない立場なので、強いストレスにさらされてる。飲みに誘ってあげたいなぁ。
そんな感じの映画でした(ダメな感想)。
でもこれ位ならネタバレ、してないと思います。
そしてまたまた長く語ってしまいました。
スクリーンでもう一度観たいなと思います。
今度は結末を知っているから、もっとせつないかも。
レプリカントにはソウルがあるし、ソウルメイトもいる!と力説したい(誰にか分からないけど)
さて、次回カードリーディング会は今週の土曜日です。
★オラクルカード・リーディングの日(東天満)
日時 : 11月18日(土)12:00~18:00
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