こんばんは、シタールです。
先日、 『ロベール・クートラス 僕は小さな黄金の手を探す 』という展覧会に行ってきました。
(※ 既に会期は終了しています)
カルトという作品群が見たかったのです。
大きさやモチーフはタロットカードのような雰囲気。
ポップさもありながら、中世的な素朴さや温かみが感じられる作品でした。
アサヒビール大山崎山荘美術館 ホームページより
繰り返される神話的なモチーフ。
ユーモラスな表情の太陽や人物、うさぎ。砂時計のような形。
成長する植物、窓から覗く人。聖母子や天使もいます。
タロットの「死」を思わせるような骸骨や、縛り首にされた男もいます。
でもさほどおどろおどろしくは感じられません。
同じモチーフでも一枚一枚の絵が違った表情を持っていて、目が離せなくなるのです。
まるで金属の板に描いたような不思議な質感。
厚紙をカットしたものに何度も重ねて塗り、引っ掻いたりアイロンかけたり、二枚をくっつけて剥がしたりしたものもあるそうです。
途中カフェで休憩を入れつつ、気がつくと会場を3周していました。
カフェではカルトをモチーフにしたフロランタンが3種類ありました。
選ぶの大変!可愛いくて食べるのもったいない!
でも頂きました。美味しかったです。
私もいつか自分のオラクルカードを作りたいと思っていて、密かにネタ帳を持ち歩いています。
クートラスの膨大なカルトを見ていると、どんどんイメージが膨らんできます。
私のカルトに必要なモチーフやシンボル…
植物や鉱物や鳥や魚はほしいな。
外せないのは星や月や太陽の天体のカード。
天体では「憂鬱の太陽」という油彩画が印象的でした。
タロットやオラクルの太陽はいつも輝いていて、力を発揮する王者のイメージがあります。
でもこの作品はとてもテンションが低い、ぼよよーんとした表情。
そりゃ太陽だってそんな日もあるよね…。
ポスターの裏に描いた『僕のご先祖さま』というシリーズもとても好きでした。
私好みの人物を見つけると、私のご先祖さまもこんなだと良いなと思ったり。
石膏やテラコッタの小さな像も皆、少し寂しいような優しいような微妙な表情をしていて、気になって何度も見直しました。
アサヒビール大山崎山荘美術館は建物自体も常設展示もとても素敵です。
渡り廊下の向こうに静かなモネのお部屋もあります。
お庭の桜の枝が少し赤みを増しているのを見つけたり、お食事中の小鳥を見守ったり。
春先の良い時間を過ごすことができました。
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さて、18日の土曜日は定例のカード・リーディング会です。
いよいよ春分の日も目前。
風向きも風の香りも変わってくる時期ですね。
新しい気持ちでカードを引いてみませんか。
詳しくはこちらをご覧下さいませ。
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ご予約お待ちしております。
25日のカード会はおかげさまで満席となりました。ありがとうございます。


