おばあちゃん
わたしの父は
いろんな不運も重なり
事業に失敗し
失意の時間を長く過ごしていたと思う
今思うとよく頑張ったと思う
だけどそれを支え逃げなかったのが
おばあちゃんだった
とてもやさしく怒ったことを思い出せない
子供が失意の中
そして嫁も孫も見捨てていたのに
けっして父から離れなかった
老後の資金も
年金も父にささげた
涙がでる
私は薄情だ
一緒に父と沈んでいく船に
乗っていることは耐えられなかったし
その上に暴言まではいた
あんな風に子供を愛している人を
見たことがない
私にはあんな愛がもてると
微塵も思えない
めったに思い出さなくなった祖母のこと
今日は涙ながらに思い出す
あぁそうか明日は祖母の誕生日だった