こんにちは
医療の現場にいると、本当にさまざまな方が来院されますよね。
その中には、仕事での肩書きをまとったまま診察室に入ってこられる方もいます。
少し高圧的な態度くらいであれば、まだ日常の一コマとして受け止められるのですが、
「自分の意見を通すこと」を強く求められるときには、対応に悩むことがあります。
(私のことではありませんが、これからそういう患者様が増えるとなると、若い方は辞めてしまうのではないかと心配しています。人手不足。)
印象に残っているのが、ある方の受診です。
「違和感がある」とのことで受診され、検査を一通り行いましたが、数値上も診察所見も特に問題は見つかりませんでした。
結果をお伝えすると、
「それでも大きな病院への紹介状は書けないのか!?」
という言葉でした。
検査結果に問題がなく、症状も強くない状況では、紹介先に示せる「根拠」がありません。
紹介状は「もっと詳しい検査や専門的な治療が、本当に必要だと医師が判断したとき」に書かれることが基本になります。
そのため、どうしても「紹介状を書けない」という判断になります。
そこで、
(仏):「では、お薬をお出しして様子をみていきましょうか」とお話しすると、
(患):「それは前の病院でも同じことを言われた!」
不満そうな表情。
(仏):「結果として、前の先生と同じ判断です。」
このまま様子を見るということになります。
それでも書け、書け…と。
(仏):「別の症状からくる違和感かもしれませんので…△△でも診てもらったらいかがですか?」とオススメしていました。(ベテランなので穏便に流せる)
(患):「○○が変なんだ!△△じゃない!」
(仏):「ーー、◁◁◁○○が傷ついてますから、◇◇◇◇使うのは、しばらく止めておいた方がいいですよ。」
(患):「そんなの関係あるのか?」
(仏):「◇◇◇◇で、◯◯が傷ついている方、結構多いんですよ。」
ー納得してくれたのかな?ー
患者様の不安に寄り添いながら、医療としての妥当性も守ること
その両方のバランスを取ることの難しさを、こうした場面であらためて感じますが、これからの人がこれらの仕事をしたいとは思わないだろうな…とも考えてしまいますね。