未曾有の大地震による津波発生手で福島原発が大変な痛手をこうむっています。
原発を今後どうするか、の事故は喧々囂々の議論が湧きあがると思いますが、原発をなくすことはできないわけですから、冷静沈着な対応がなされることを心から願っています。1000年に1度あるかないかの大地震だそうで、今回の知見に基づいた的確な設計見直しが進められるものと信じます。
それにしても困ったことに風評被害が早やわが周辺にも広まっています。家庭菜園の野菜を食べて大丈夫かとか、この辺でもなるべく室内にいた方がよいのか等の心配です。深刻な相談もありました。いわき市に年老いた両親がいるが、日用品を届ける必要があり、車では時間がかかるのでオートバイで行こうと思うが放射性物質が身体に降りかかるのが心配とのことでした。
自然に浴びている放射線や医療で浴びている放射線に比べて問題になる線量ではないこと、私自身家庭菜園でとれる野菜をふつうに食べていることなど、丁寧に説明しています。さらに、放射線は浴びないほうがよいと思いがちだが、多少浴びた方が体に良いという(「放射線ホルミシス効果」)説もあることを付け加えます。