卒論も山場を越え、2万字達成したところで
我、山に登る。
と言っても自宅から1時間程度の高尾山。
初心者向けと言われるこの山、まあお散歩程度だろうと思っていたのだが。
とんでもない。
2日経った今、ふくらはぎが痛すぎて歩けない。
それもそのはず、数ヵ月ひきこもっていた私が外に出て山を登ったのだから……。
それと、たくさんのヒト。
しかも家族連れ、カップル、友達…etc
山なのに一人でいることに間違いを感じざるを得ない状況。
私は10時頃に着いたので、ケーブルカーやリフトはもう大行列。
乗ろうという気にもならず、人がいなかった稲荷山コースへ。
高尾山はコースがいくつかあるため、公式サイトから画像を引用。
高尾山へ向かうコースが7つと、高尾山からさらに上に行くコースが1つ。
ここで気を付けたいのは、1号路、6号路、稲荷山コースの3つからスタートするということ。
1号路を途中まで行くと2、3、4号路と分かれているので、
とりあえず1号路に行っておけば楽しい。
ケーブルカーかリフトを使ってもヨシ、歩いてもヨシ。
1号路は3.8kmもあるが、
地面がコンクリート補整されているので安心して登ってほしい。
だから☆2だ。
この真ん中のルートなら途中に屋台とか神社とか休憩所などなどがある。
頂上まで行くと、遠足の小学生とかいた。
あと子連れが多かったのも、それだけ登りやすい安全な道、ということだろう。
さて、話を戻して、私が人を避けるべく選んだコースは「稲荷山コース」難易度☆4
ひたすらこんな感じ。
たまに足場の悪い、階段…階段……階段………
ぬかるみがありますと注意書きはされていたが
足元をよく見ておかないと靴がぐしゃる。
周りは一面クソミドリ。
だんだん景色が変わらないことにしんどさを感じるようになる。
それもそのはず、このコースは紅葉
を楽しむことで本領を発揮するコースなのだ。
まだ紅葉になっていないこの時期ではただの緑。
まあ…それでも、自然を感じられるので
家にいるよりは、悪く無い。
天気は晴れ、最高気温27度。
緑が生い茂っているので、直射日光もほぼなく、
風も心地よくてそこまで暑苦しく感じなかった。
そして中間地点、「ここからの眺め」というところでは
その「茂っている緑」のせいで正直、よくわからん。
肝心なところでも茂る緑。
気を取り直して残り半分。
ひたすら歩く歩く。
頂上間近は階段多かった……。
そして到着。頂上!!
なかなか自然な感じがして良い!
レジャーシート広げた家族連れが多くて座って休憩できなかったことを除けば、良い。
ちょっと進むと山ではなく街が見えた。
一番奥に見えるのは新宿までだそう。
おっ!
下っている途中でおいしそうな屋台を発見!
金ごま団子。
ここで一休み。
味噌田楽。
下りは所謂、観光向けの神社やら屋台やら猿園があるメインコースを通った!
登るのでしんどかったので
帰りはケーブルカーかリフトを使おうかと思ったが、これまた大行列。
やっぱり歩いて下ることに。
とりあえず下れそうなところを探す。
ここだ!
【悪路注意】
正直、登りよりしんどかった。
急すぎて駆け足になってしまいがちなんだけど
足元が悪すぎてどこで躓いてもおかしくない。
早く帰りたい……
と思ったところに
[←高尾山口駅] [琵琶滝、高尾山口駅→]
という看板が。
正直迷っていた。
少しでも止まれば足が小鹿になっていた。
滝はまた今度にして今日は駅に近いコースで………と思ったその時。
後ろから大学生くらいの男性2人がヘトヘトで降りてきた。
「滝見なきゃこの道下ってきた意味無くね!?右でしょ!」
ありがとう。
この全く関係のない後ろの人の意見に激しく同意し……
ここで、ご年配の登山家の3人組と出会い、
残りのコースを一緒に歩きましたとさ。
あまりにも近所に散歩しに来たかのような格好だった私にびっくりしていたが、
若いって良いわねぇ!ととっても元気そうだった。
その登山家たちは普段神奈川の山を登っているらしく、オススメは三ノ塔。
今度は登山靴とステッキ持って山をお登り!
と手を振ってもらい、帰路に着いた。
しんどかったけどまた登りたいと思った。










