ネタバレ有りですので、ご注意ください。


ゴッホ 「星月夜」の背景を歩く
このポスターにやられてしまった。
ウッディ・アレンの作品「ミッドナイト・イン・パリ」だ。

その映像を待ちわびているうちに終わってしまった。
、、、結局、星月夜を背景に歩くシチュエーションは映画にはなかった。てか、ゴッホも登場しなかった。

主人公のギル(オーウェン・ウィルソン)は、1920年代の黄金期のパリに郷愁を抱いている。
ホテルへの帰り道、迷ってしまい、歩き疲れたギルの前に24時の鐘とともに、クラシックな黄色いプジョーが現れて便乗する。



そこには、1920年代のパリで活躍していた アーネスト ヘミングウェイも、スコットとゼルダのフイッツジェラルド夫婦も、T S エリオットも、マン レイもピカソまで出てくる。
コールポーターのスタンダードもステキだ。


上中央)アーネスト・ヘミングウェイ
上右)ガートルード・スタイン
下左)フィッツジェラルド夫婦
下右)パブロ・ピカソ


実物はこちら、比較してみてください。




そして、ピカソの愛人アドリアナ(実在はしません)と出会い、互いに惹かれ合う ...

アドリアナが憧憬するのはベルエポックの時代、ベルエッポクこそが黄金時代だと言う。
そんな時、二人の前に現れたのは、辻馬車だ。
馬車に乗り、たどり着いたのはムーランルージュ。そう、ベルエポックの良きフランスの時代だ。

モジリアニ、ロートレック、ゴーガン、ドガ、セザンヌ、ダリ、マテイス、、、( ´Д`)=3羨ましい。


上)アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
下)サルバドール・ダリ



セザンヌとドガが「ルネッサンスの時代こそ黄金時代だ」と嘆く、戻れるならルネッサンスだ、と。

輝けるパリ、芸術のパリ、印象派のパリ、ムーランルージュのパリ、マキシムのパリ、シャンソンのパリ、、、。

どこを切り取っても憧れの世界だ。
しかし、どの時代も
そこに住めば、夢は現実と化し、真に向かい合わなけばならない。
今を見つめること、それがウッデイ アレンの答えだった。

とは言うものの、印象派が活躍した時代に戻れるものならボクも戻ってみたいよ、、アレンさん。




Android携帯からの投稿