FXに疲れた人達へ その4 国債 | まもちゃんのブログ

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このプログは架空戦記小説(If 小説)の掲載を主目的とし、その他、金融やお金の節約術などを紹介するものです。

今回は第3弾です。私の紹介する金融商品は地味な物が多いですが、リスクが少ないものが多いです。
基本的に金融商品とはリターンの期待が大きい程、リスクは大きいです。その為、一攫千金を狙わない堅実な若い人には是非読んで頂きたいです。よく、大もうけが出来る話がネットで良く見かけられますが、あれか可能性であり、必ず利益が享受出来る物ではないです。嘘だと思うなら試してください。大抵の人が失敗しますから。

今回の金融商品は国債です。国債は国が発行するもので、日本、アメリカ、ユーロ等様々な国債があります。
一般的には国債はリスクの低い金融商品とされています。その為、株式等リスクの高い商品が値崩れ(株価低下)すると国債価格は上がるという傾向にあります。これは投資家が株式は危険で投資すべきでは無いと判断するとこぞって国債を買い入れる為です。もちろん、ほとんどが機関投資筋が行っているのですが、その関係ははっきりしています。

ただし、例外はあります。ギリシャ問題の時ギリシャ国債は年率70%の金利まで国債が暴落しました。最近もPIIGSの国々、スペインやイタリアの国債の暴落がありました。一般的に国債は長期金利(10年以上のもの)が5%以上になると危険水域にあるといわれています。そうです、国債も絶対安全な金融資産ではありません。国がデフォルトすると債券は紙くずです。

日本国債はとても安定していますが、金利が低いという弱点があります。金利は約1%です。日本国債は主に日本の金融機関(銀行等)が買い入れています。日本の銀行は金融機関であるにも関わらず、競争が無く、国債に投資するだけで、本来の投資(企業への貸し出し)をせず、安全な経営を行っています。その為、莫大な国債を発行しているにも関わらず、必ず、安定して買い入れされています。
かなり安全な金融資産といえます。

海外の債券はどうかというと様々です。スペインやイタリア等の国債は金利5%近くまで上昇しており、やや危険です。アメリカやドイツ国債は比較的安定しており、金利は2%程度です。最近はFISHという言葉が出てきましたが、これはフランス、イタリア、スペイン、オランダを指します。最近はこれらの国々もやや危険になってきました。金利はやや上昇気味です。

基本は日本国債もかいつつ、海外国債を購入する事です。日本国債も金利1%と円定期預金よりかなり有利です。海外債券も国を選べば安全と言えます。アメリカやドイツ国債等はかなり安全と思います。

海外の国債の注意点は当然、外貨立てなので為替損益の可能性がある事です。円高になってしまうと元本割れの可能性があります。それに、どの国も0金利政策を行っているため、安全な国の国債程金利が低いものが多いです。

海外の国債でお勧めなのはアメリカ国債です。ゼロクーポン債というものがありますが、これは長期金利(10年もの)約2%で日本国債よりややうまみがあります。又、現在円高傾向ですので、為替損益が出る可能性は低いです。ただし、アメリカは現在QE2を行っており、0金利政策を行っています。そのため、FRBの0金利政策が終わると、国債価格は低下する可能性が高いです。そこでお勧めするのが、20年以上の長期金利3%程度のものです。かなり気の長い話しになりますが、安全な資産構成をこころかけましょう。

チャレンジャーな方は南アフリカ等、新興国の債券に手を出すのも面白いです。ただし、新興国の為替は変動が大きいのでご注意下さい。高い金利だけに目を奪われると痛いめにあいます。

国債は証券会社で買えます。既存の証券会社やネット証券会社で買えます。買うのはネット証券会社の方が楽ですが、品揃えは既存の証券会社が多いです。

既存の証券会社は

大和証券

野村証券

等です。

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以上