今更ですが、・・・・・行ってよかった勉強会。 | 注文住宅しよう。 ”Trying to custom home!!”

今更ですが、・・・・・行ってよかった勉強会。

成功の秘訣・・・・・。


このフレーズって、結構、あちらこちらで目にする言葉ですので、何か新鮮味に欠けるかなぁと

感じる事もしばしばですが、今日の『成功の秘訣』は一味違いました。


菊池です。


本日は、弊社も参画しているNPO法人 の『騙されない家づくり勉強会』5月編。


5組のお客様がご参加されての勉強会。


テーマは、 『二世帯住宅成功の秘訣について』


結論を先にまとめますと、


家事に関するルールの設定


費用負担に関するルールの設定


子供(孫)の教育に関するルールの設定


これらを掘り下げたカタチで、事細かくご教示頂いたわけですので、本日ご参加された

ご家族の方々は、とても今後の家づくりに参考になられたと思います。


僕も本業であり、専門であるにも関わらず、大変勉強になりました(^O^)


もちろん、これらの結論の中に、『シックハウスに関する知識』も入っている訳ですが、

これはご存知でしたでしょうか?


昨今の建築建材は、平成15年に制定されたシックハウス新法により、建材に含まれる

発ガン性物質であり、健康被害を起す原因でもある『ホルムアルデヒド』の含有量に、

ある一定の放散量を超えてはならないという事はご存知だと思います。


これを【F☆☆☆☆】という記号で、さも安全かつ安心な建材レベルだという表記がされるわけですが、

もう一つ、この『ホルムアルデヒド』の放散量規制数値には、条件があった事はご存知ですか?


お恥ずかしいお話ですが、僕は知りませんでした。


ちなみに、この『ホルムアルデヒド』という揮発性有機化合物、すなわち発ガン性物質は、

水に溶けると、みなさんご存知の『ホルマリン』になります。


『ホルマリン』の有名な使用用途は、『防腐』。


小学校の理科室等においてある爬虫類、両生類の解剖や実験に使われる『防腐剤』です。


話を戻しますが、この『ホルムアルデヒド』の規制の条件として、室温28℃以下の空間での

放散量が、指針値である【0.08ppm】という数値を超えない建材であるという事。


逆に、この【0.08ppm】という数値を超えると、人体に危険で、健康被害に及ぶ可能性があるという事。


室温28℃って!?・・・・・どうなんでしょう!?


間違いなく、真夏の南に面した2Fの子供部屋、しかもバルコニーに出れる大きなサッシなどが

付いている日中は誰もいない、締め切った部屋の温度は、果たして常に28℃以下に・・・・。


そんなわけ無いですよね。


時期や天候、建物の断熱性能によっては、軽く30℃超えかと。


と、いう事は、その空間に、【F☆☆☆☆】表記の建材を使った住宅の場合、ほぼ100%の

確立で、ホルムアルデヒドの放散量が、指針値を超えているという訳で。


それを強制的に換気設備で外部に放出するから大丈夫だという理屈なんでしょうけど、

床の合板や、壁のビニールクロスのボンドから出る指針値以下という設定の『ホルムアルデヒド』が

放散され続ける期間は、過去のデータで、15年間という事実もあるそうで。


もう、ビックリです。


我が子の空間が、換気扇の存在に守られた『ホルマリン』漬けの空間は、僕は勘弁です(>_<)


そりゃぁ、幼い子供のアトピーが減るはずもなく。


子を持つ親として、これは避けたい・・・というか、住宅を提供する側の人間としても。


本日の勉強会の内容は、確かにしっかり調べて、死ぬ気で勉強すれば、ひょっとして、

行き着くかもしれない内容かもしれませんが、ほとんど無理だと思います。


ちなみに、澤田先生の家づくりセミナーの内容は、勉強してもどこにも出てこない内容です。


つまりは、家づくりを行うにあたり、自分の家族は自分の知識で守る!には限界がありますよね。


『ホルムアルデヒド』が空気中の水蒸気に溶けて『ホルマリン』になるという事も、

知らないプロや業者さんはいるかもしれませんから。


やっぱりこの先、一生住み続ける住宅が、どんな状態で完成しているのか、または、本当に

安全な状態で出来ているのか?


言葉では、『健康住宅』やら、『自然素材の家』などというフレーズで建築しているのであれば、

その裏付けは、そこに住まわれる方々に提示できなくてはならないですね。


室内VOC(揮発性有機化合物)測定


どんだけ、新築した住宅の空間に、VOC(発ガン性物質)が放散されているかを示す測定です。


【F☆☆☆☆】は、ホルムアルデヒドが、国が設定した指針値を下回った量を含む建材です。


『ゼロ』では無いという事実です。


ならば、それらを使った建材で建築した住宅が、果たして本当に大丈夫か否かは、

第三者が実施した測定結果しかないですよね。


それでは、また。



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