珪藻土Q&A・・・・その2 | 注文住宅しよう。 ”Trying to custom home!!”

珪藻土Q&A・・・・その2

一昨日の「珪藻土」のお話の続きですが、今回もできるだけ分かりやすくお伝えできるように

Q&Aの形式でお伝えしますね。


Q1.珪藻土の壁は、昔の土壁のようにポロポロ落ちてきませんか?


こちらのご質問も、よく聞かれる内容です。


A1.昔の土壁は、風合いはとてもいい感じなんですが、手で触ったりするとポロポロ落ちてきて

   困ったというお話はよく聞きますし、実際にそういう場面も目にします。


   そこで、最近の壁財の中には、壁の強度と付着を良くする為、樹脂を混合し、強度を高めている

   製品もあります。


   しかし、機能を考えると、樹脂を入れれば入れるほど、珪藻土の孔を塞いでしまうので、基本的な

   機能を低下させる原因でもあります。


   私たちが使用している珪藻土は、樹脂、セメントなどを一切使わずに、粘土の凝結力のみで

   固めていますので、機能低下もなければ、昔の土壁のように落ちる事もありません。


Q2.珪藻土って、各メーカーで使われているものは全て同じものなの?


色々と珪藻土の知識を覚えてくると、この疑問に当たるケースは多いですね。


A2.ざっと「珪藻土」という名称を使ったメーカーが約30社ほどあるそうです。

   大きく分けると、「珪藻土建材」と「珪藻土入り建材」に大別されるようで、

   重要なのは、珪藻土が持つ機能が充分に発揮される事だと思います。


   その為にも、珪藻土以外に何の材料を混合させている商品なのかは、知る必要があると思います。

   数%の珪藻土に、残りの成分が科学素材っていうケースもあるかもしれません。


   それが決してNGでは無いと思いますが、なぜ?珪藻土を使用した内装にしたいのか?という

   テーマから考えれば、限りなく自然素材の成分で構成された製品の方が好ましいと思いますので。


   私たちの珪藻土は、他の成分も含め、全て100%自然素材です。


Q3.それでは、なぜ?現在の住宅市場で、それほど普及しないのですか?


実はこの質問を聞かれる方は、ほとんどいませんので、必ず僕の方から説明させて頂いています。


A3.日本の住宅のほとんどが、壁や天井の内装仕上げに「ビニールクロス」という壁紙材を

   使用するケースが多いです。


   大手の分譲マンション販売会社や、戸建ての分譲会社の商品も、ビニールクロスですし、ローコスト系の

   注文住宅メーカーや、それ以外のいわゆる高額な部類のハウスメーカーも、ビニールクロスの

   仕様が多いです。


   ビニールクロスの利点は、「製品自体が安価」で「施工時間が短い」という長所があります。

   珪藻土は、上記とは逆にビニールクロスと比較すると、「高価」で「施工時間が長い」という事です。


   当然、どちらが普及しやすいかと言われれば、「ビニールクロス」でしょう。

   

   ですので、前述した珪藻土の特性などを、よく理解いただけないと、利用し難い材料では

   ありますが、住宅の寿命もさることながら、そこに住まう方々の快適性や心地良さなども

   家づくりには大事な要素であると思います。


   それをお値打ちで提供する為は、企業努力が必要不可欠であるという事ですね。

   お住まい頂いて、数十年後のご自分の住宅の総コストを考えると、(メンテナンス費用等)

   珪藻土は非常に安価な建材である事は明確ですから。


いかがだったでしょうか?

・・・・・堅いお話になってしまいましたが。


今後の家づくりのご参考になれば、幸せです。


それでは、また。