おはようございます。
この週末は自分自身の学びのために
時間を費やしております。
昨日はとても有意義な一日でした。
今日もまた良い一日になることでしょう。
※グレン・グールドも愛読した「草枕」。今年は漱石没後100年。
僕たちが日常抱える問題の大抵は、
大局観に立つと、ほとんど取るに足らない小さなことであると
あらためて知りました。
なるほど、その通りだと思います。
人間は本当に些細なことで悩み、
都度我に入っているんですよね。
そういう時はまた自己防衛本能が働き、
他人のせいにしがち。
いやいや、目の前に起こるすべては
自分が作り出したこと。
自責であることを忘れてはいけないのだと思います。
ふと漱石の「草枕」冒頭を思いました。
智に働けば角が立つ。
情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
兎角に人の世は住みにくい。
~夏目漱石「草枕」(新潮文庫)P5
夏目漱石はうまいことを言ったものです。
戦いモードがいかに生きにくいかということでしょう。
そして、「草枕」の最後は次のように閉じられます。
那美さんは茫然として、行く汽車を見送る。その茫然のうちには不思議にも今までかつて見た事のない「憐れ」が一面に浮いている。
「それだ!それだ!それが出れば画になりますよ」
と余は那美さんの肩を叩きながら小声に云った。余が胸中の画面はこの咄嗟の際に成就したのである。
~同上書P169
ちなみに、法句経では、
「執着からの自由が最高の徳である」と
説かれるそうですが、
それこそ漱石は余計なものの断捨離を通して、
憐れ、すなわち慈悲の心が生れることを100余年前に
訴えかけようとしたのかもしれません。
古の智恵から学ぶこと多し。
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