おはようございます。

渋谷のカフェにおります。

良い音楽を聴いた 翌日は気分が良いですね。





昨日、ある授業でレポートの受け取りをしました。

ところが、中の数名が

授業の最後にテキストのまま提出すれば良いのかと

勘違いしていたらしく、

コピーするのを忘れたとのことでした(さすがに

課題そのものを忘れたという学生はいませんでしたが)。





忘れた中のある学生からコメントをいただきました。

人生で初めて忘れ物をして良かったと思ったと。

失敗こそが本当の学びにつがなるということでしょう。





僕の指示も確かに細かくなかったかもしれません。

でも、きちんとコピーをしてきている学生も

いたわけですから、それは問題にならない。





人間は思い込みの生き物で、

各々が違った環境で育ってきたこともあり、

皆「前提」が違います。

その目に見えない「前提」を理解することが

コミュニケーションを円滑にする術のひとつなのですが、

そのことをきちんと理解してもらうのに

随分苦心しておりました。

僕の中ではコピーをするのは当然だという考えがあったし、

しかも受け取りのタイミングが授業の最初だろうが最後だろうが、

そんなことは気にもしていなかった。

ところが、何人かの学生は

上記のように勘違いしていたわけです。





実は前週まで「クリティカルシンキング」というテーマで、

「隠れた前提」についても幾つか例を挙げて

解説をしていたところだったのですが、

体験の少ない若者からするとわかったようでわからない、

雲をつかむような講義だったらしく、

まさに今回の出来事はグッドタイミングで、

そのことを理解するのにうってつけだったようです。

その学生くんのコメントには、

今回の忘れ物の経験で、

「思い込み」や「隠れた前庭」というものを

正しく読み取ることの「意味」が身をもってわかって

良かったと綴られていました。





実際、仕事においても

上司は1から10まで細かく指示は出してくれません。

ミスが起こらないように受け取る側が復唱したり、

確認をすることが大事。

失敗すると怒られるのは部下のほうですからね。

そういうことも例にしてお話しさせていただきましたよ。

皆、納得。良かった、良かった。





十人十色。

「思い込み」や「隠れた前庭」というのは、

無意識でいると大変なことになりますね。

今後、指示を出す方も気をつけねばと再認識しました。

ありがとうございます。





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